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「本当のことを言うのは常に最善の政策だ。ただし諸君がうそつきの名人でないならば」。英国の作家、ジェロームの言葉だ。イラクのサマワからクウェートへ撤収した陸上自衛隊の第十次復興支援群の山中敏弘群長は正直な人らしい
▼「サマワは非戦闘地域だと思いますか」。記者団の質問に山中氏は「なかなか難しい質問ですね、政府の立場は…」と切り出し一瞬沈黙。「ただ言えるのは、他の地域に比べて安定している。私自身、直接的に身の危険を感じることはなかった」と続けた。サマワが非戦闘地域だと明言はしない
▼本紙のスクープで、サマワの陸自の車列近くで爆発があった際、車列の隊員が銃に銃弾を装てん。戦闘態勢を整えていたことが明らかになった。自衛隊幹部も「まかり間違えばという場面は何回もあった」と振り返る
▼「法律上は、自衛隊が活動している地域が非戦闘地域」。これが政府の非戦闘地域の定義。実態上は、いつ戦闘地域になってもおかしくない地域のこと。額賀福志郎防衛庁長官は陸自撤収の難しさを「敵に後ろ姿を見せるから」と解説した。非戦闘地域でも「敵」はいる
▼航空自衛隊は人員や物資の輸送活動を続行するが、クウェートからバグダッドへの飛行経路と空港が新たに非戦闘地域になる。政府はバグダッド市内の治安状態と輸送の危険度は別物と考えている
▼武力を持つ自衛隊の活動にうそやごまかし、隠し事は禁物だ。何があったのか、何をするのか。政府には常に説明責任がある。真実を知らないと、国民は是非を判断できない。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20060723/col_____hissen__000.shtml
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