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■小沢一郎ウェブサイト■
"「北朝鮮ミサイル発射、許すことできない」
「北を暴発させず、制裁は国際的な枠組みで」
「日々勇ましくなる閣僚発言に憂慮」
北朝鮮が中距離弾道ミサイル「テポドン2」などを日本海に向けて発射したことで、日本政府が右往左往している。額賀福志郎防衛庁長官らが「国民を守るために必要なら、独立国として限定的な攻撃能力を持つことは当然だ」とまで述べたという。
これに絡み、僕の定例会見である記者が「敵のミサイル基地を自衛隊が攻撃する能力を持つべきだという意見について、どう考えるか」と質問するので、僕は「敵とは誰だ」と聞いてみた。
記者は「北朝鮮を想定していると思う」と言うので、僕は「では、北朝鮮を攻撃するのか」とさらに聞いた。記者は「いや、それはできないと思う」というので、僕はこう答えた。
「そうでしょう、そういう雑ぱくな意見はあまりよろしくない。まず、敵ということをどうやって決めるかということ。敵と決めた途端、戦わななければならなくなる。大事な立場におられる方は、国民全体、国全体のことを考えて発言しなければならない」
主権国家として一定限度の自衛力を持つことは当然だが、現時点で、小泉内閣の閣僚らが軽率な発言をするのはいただけない。日本人は得てして現象だけをとらえて大騒ぎする傾向があるが、本質を冷静に見極めなければならない。
ミサイルについていえば、他にも日本に届くミサイルを保有している国はたくさんあり、発射実験を行っている国も存在する。北朝鮮のケースがどうして国際的問題になるのかといえば、あのような強権的な独裁国家の存在そのものが、世界の平和にとって危険だからだ。
北朝鮮は国家の生存をかけて瀬戸際外交を続けている。ミサイル発射もその一環だ。現時点で、彼らが日本にミサイルを撃ち込むことは考えられない。撃ち込めば、日本と戦争状態になるし、国際世論は完全に「北朝鮮をあらゆる手段で制裁しろ」ということになり、北は国家としての生存が不可能になる。彼らもそれを分かっている。
ただ、これを放置するわけにはいかない。
僕は先週、ちょうど中国を訪問していたので、旧知の武大偉外務次官を訪ねて、「北朝鮮のミサイル発射は、わが国の安全にかかわる問題であると同時に、国際社会に対する挑戦的な行為だ。このような無法行為を許すことはできない。北朝鮮に伝えてほしい」と述べた。
武外務次官は「以前から北朝鮮に『発射しないように』と伝えていたので、極めて遺憾だ。適切な形で小沢代表の考えを伝えたい」と語った。
僕も経済制裁などで抗議の意思を示すことは賛成だ。ただ、一国だけでは効果が限定的なため、国際的な枠組みでやるべきだと思う。そして、望むべきは何とか北朝鮮を暴発させず、ソフトランディングさせることだ。
僕は最近、閣僚の発言が日々勇ましくなっていることを憂慮している。国民の生命と生活を守る立場にある人間は、その場、その場で雑な議論をしていてはダメだ。冷静に先々を見通して物事を判断しなければならない。"
http://www.ozawa-ichiro.jp/massmedia/ctr/column.php?cmd=view&id=70
※コメント:
一部社民党系サヨクと違って言っているコトがマトモ。
ソフトランディングという言葉が出た。山口二郎が誰かが吹き込んだのか?
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