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(回答先: 日経【昭和天皇、A級戦犯靖国合祀に不快感・発言メモ 】 投稿者 木村愛二 日時 2006 年 7 月 20 日 08:14:41)
皆様、こんにちは。
朝日新聞にもこのメモに関する記事があるようですが、この時期にこのような「メモ」の存在が大きく取り上げられたのはなぜでしょうか。小泉総理の靖国参拝をけん制する勢力による物、という見方をする方もおられるかもしれませんが、私はむしろこの「メモ」を記事にさせたのは小泉政権の方ではないかと思っています。まず、現在の政権与党(自公党)はすでに「靖国神社からのA級戦犯分祀派」がすでに多数派です。さらに最近の政府側の人物の発言等をみても、例えば中川政調会長が「天皇の靖国御親拝のためにはA級戦犯分祀が必要」という発言があったり、麻生外相の「A級戦犯分祀容認」とも取れる(これは必ずしも正確ではないようですが)発言があったりしました。小泉首相についても、「A級戦犯分祀」自体に対する発言は特に無いものの「A級戦犯は犯罪者と認識している。」と国会で答弁しています。さらこの「メモ」の公表は、古賀元幹事長が中国訪問でA級戦犯分祀に言及した事と合わせて行われた可能性もあります。
「古賀誠氏:靖国神社のA級戦犯分祀論、中国側が評価
【北京・西岡省二】中国訪問中の古賀誠元自民党幹事長が19日、王家瑞・中国共産党中央対外連絡部長や武大偉外務次官と相次いで会談した。
古賀氏が提言する靖国神社のA級戦犯分祀(ぶんし)論について、王部長は「日本国内で受け入れられるなら一つのいい方向だ」などと評価。古賀氏は「靖国問題は我々自らが国内問題として解決すべきで、未来志向で努力を続けるべきだ」と応じた。
また、武次官との会談では北朝鮮問題が取り上げられ、古賀氏が「日本には核やミサイルに加え拉致問題がある。この三つを進められれば日中関係の前進にもつながる」と指摘。これに対し、武次官は「6カ国協議の枠組みで努力したい」と述べるにとどまった。
古賀氏はこの後、曽慶紅・国家副主席とも会談し、未来志向で日中関係を切り開くことの必要性を確かめた。」
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060720k0000m010037000c.html
この古賀氏の発言も、決して小泉首相や安倍官房長官をけん制した物ではなく、むしろ彼らの意向に沿った物であるように思います。「昭和天皇もA級戦犯分祀を望んでいた」という報道を同時に流す事で分祀に消極的な靖国側への圧力を強め、一気に「A級戦犯分祀」を実現させようとしているのではないでしょうか。そしてその次は、「A級戦犯分祀が成された靖国神社への御親拝が昭和天皇のご希望だった」と今上陛下へ「靖国神社御親拝」を迫る。これが小泉(≒安倍)政権の筋書きなのではないかと思います。
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