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イラク南部サマワから撤収した陸上自衛隊派遣部隊の帰国第1陣が近く滞在中のクウェートを出発するのを前に、防衛庁は18日、「安全確保」を理由に「日本到着まで出発報道は不可」とする規制を報道各社に通告した。
防衛庁はイラクからの撤収第1陣がクウェートに到着した際も、当初予定されていた取材を同様の理由で突然中止、撤収開始を報道しないよう各社に要請しており、相次ぐ規制に批判が出そうだ。
防衛庁幹部は「クウェート出国が報道されることによって、空港や航空会社に『爆弾を仕掛けた』といった嫌がらせ電話がかかってくるなどの可能性が排除できない」としている。
防衛庁側は18日午後(日本時間19日未明)にクウェート市内のホテルで定例のブリーフィングをし、広報担当者が「帰国第1陣のクウェート出発の取材設定をするが、日本に到着するまでは報道不可」と説明。
防衛庁と報道各社はこれまで、撤収部隊の安全確保のため「クウェート入国など隊員の安全が確保された時点で報道可能とする」ことで合意しているが、派遣部隊約600人は17日までに全員クウェート入りしており、記者からは直ちに報道できない理由をただす質問が相次いだ。担当者は「安全上の理由。大臣(防衛庁長官)も了解している。防衛庁としての判断」と繰り返した。
◆服部孝章立教大教授(メディア法)の話 安全確保を理由に部隊の行動を機密扱いにし、相次いで一方的に取材が規制された。最初に合意が破棄された時、現場の記者は食い下がったのだろうが、メディア総体としてきちんと戦ったのか。防衛庁の合意がどのように機関決定されたのか、きちんと検証すべきだ。外から見ていると、メディア側の不戦敗の印象を受ける。防衛庁はうまい方法を見つけたと思っているのではないか。
[2006年7月19日14時19分]
http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20060719-62906.html
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