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http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/17gendainet02027370/
ポスト小泉の一番手とされる安倍晋三官房長官だが、地元はイロイロあるようだ。
その一端が垣間見えたのが、12日、福岡地裁小倉支部で開かれた論告求刑公判だ。00年6月から8月にかけて、5回も下関市内の安倍事務所や自宅に火炎瓶が投げつけられたり、乗用車が燃やされた事件の裁判。犯行後、暴力団工藤会系高野組組長ら6人が逮捕され、当時から「暴力団にそれほど恨まれるとは、安倍事務所に何があったのか?」とささやかれたものだ。
その謎が裁判で明らかになった。
「検察の冒陳によると、99年の下関市長選挙の際、地元の土地ブローカーが安倍が推す候補者を支援したとして、安倍にカネを要求したんです。それも絵画買い取り名目で500万円。以前から付き合いがあった安倍の地元秘書は300万円の金を工面した。味をしめた土地ブローカーは安倍本人にも面会し、さらなる絵画の買い取りを要求したが、断られたため、逆恨みしたというものです」(地元紙記者)
逆上した土地ブローカーは「安倍の政治生命を絶つ」などの電報を送りつけたが、その後、傷害事件で捕まり、安倍の秘書に対する恐喝罪でも逮捕されてしまう。これが起訴猶予になったことから、安倍への恨みを募らせ、知り合いの暴力団組長と共謀、火炎瓶を投げるなどしたのが事件の全容なのである。
安倍は「こっちが被害者」と言うかもしれないが、そもそも300万円を工面してやったから、付け入られたわけで、その脇の甘さには驚いてしまう。
大体、この土地ブローカーは地元では「フダ付き」だったのだ。
「恵友開発という会社をやっていた小山佐市という男です。下関市のショッピングセンター誘致で土地売買を仲介して、手数料を得ようとしたり、公共事業の元請けに掛け合って、下請けの斡旋をして、仲介料をハネたり……。地元の有力者、暴力団と付き合いがあり、そうした人脈で怪しげなブローカー商売をしていました。選挙ブローカーとしての顔もあり、選挙になると、協力を申し出る。代わりに何百万円も要求する。さすがに地元の議員も敬遠していたようですがね」(地元関係者)
安倍の秘書にはヒューザーの小嶋に頼られたのもいる。どうも安倍の周辺には怪しい人物が多すぎる。
【2006年7月14日掲載記事】
[ 2006年7月17日10時00分 ]
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