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以下、http://www.magazine9.jp/key/index.html(7月12日)より転載。
『マガジン9条』編集部の「北朝鮮のミサイル」に対する態度
1.北朝鮮の動きは明らかに脅威である。
しかし、武器には武器を、弾道ミサイルには迎撃ミサイルを・・・では脅威は解消できない。
新聞報道によると、「北朝鮮はノドン(中距離弾道ミサイル)を約200発、スカッド(短距離弾道ミサイル)は約600発実戦配備している」と在韓米軍は分析しているそうです。
ノドンもスカッドもトレーラーに積んで移動しながら発射するために、いつ、どこから発射するのか、予測はむずかしいと言われています。かりに予測できたとしても、ノドンやスカッドを100発くらい立てつづけに発射されたら、そのすべてを迎撃ミサイルで射ち落とせるはずはありません。
そこで、「発射される前に敵ミサイル基地を攻撃してもいいことにしよう」という考え方が政府内に浮上しています。これが現実化したら、それこそ全面戦争になってしまいます。
7月9日、今度はインドが弾道ミサイルの発射実験を行いました。中国の弾道ミサイルに対抗するための抑止力だそうです。
抑止力を名目に、いまや、アジアの各国が弾道ミサイル配備に狂奔しています。当然、その次にくる状況はそれらの弾道ミサイルに核弾頭をつける競争でしょう。
9条を変えて「普通の軍隊」を持つということは、このようなおそろしくも不毛なミサイル競争にわが国も参加していくということなのです。
2.もっとも確かな国防政策は、他国を攻撃する武力を持てない9条を積極的に活用することである。
専守防衛の9条があるために、わが国は攻撃用ミサイルを所有していません。わが国には他国をミサイル攻撃する力はありません。
軍事ジャーナリストの前田哲男さんは、この貴重な力(他国を攻撃できない力)を活用して、北朝鮮、中国、インド、韓国、ロシア、アメリカ(在日、在韓米軍)などの多国間で、ミサイル発射凍結条約が結ばれるように働きかけていく調停外交、平和外交こそが、わが国とアジア諸国の国民の安全を守るもっとも確かな手段であるとおっしゃっています(東京新聞・7月8日)。
武力に頼らずにアジアの危機を解決しようと思ったら、この考え方しかありません。むろん、この合意はかんたんにはつくれないでしょう。しかし、このような外交努力以外に、どんな解決の道があるのでしょうか。げんにヨーロッパの各国は、EUという共同体をつくってミサイルの恐怖から解放されています。道は険しくても、歩むべき道は他に見つからないのです。
以上が、私たち『マガジン9条』編集部の「北朝鮮のミサイル」に対する態度です。
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