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滋賀県知事選:自民ショック 民主は「相乗り禁止」徹底
滋賀県知事選で自公民相乗りの現職の国松善次氏が女性新人の嘉田由紀子氏(社民支持)に敗れたことで、自民、民主両党に衝撃が広がった。「滋賀ショック」とも言える状況で、自民党は来年の統一地方選、参院選に向け戦略の見直しが急務となった。一方、民主党は今回の敗北を機に与党との対決姿勢を強めるために、知事選などでの「相乗り禁止」方針を党内に徹底させる考えだ。
「びっくりした。滋賀はどうなっているんだ」
3日、小泉純一郎首相は官邸を訪れた自民党の中川秀直政調会長に敗北の驚きを隠さなかった。参院選責任者でもある片山虎之助参院幹事長は「ちょっとびっくりした。現職知事は2期目から3期目が一番いい時なのに」と述べた。基礎票による選挙分析からは考えられない結果で、同党幹部は一様に頭を抱えた。
現職不利の情報は事前にはほとんどなく、選挙後、与党内では嘉田氏が新幹線新駅の建設凍結、琵琶湖の環境保護などを強く訴えたことに有権者が共鳴し、大型の公共事業をアピールする現職に背を向けたとの見方が出ている。自民党の選対幹部は「相手側の『公共事業より環境・福祉』というフレーズは効いた」と敗因を分析した。
また衆院滋賀2区では昨年の郵政法案で造反し刺客候補を立てられた前職議員が落選したが、同選挙区の管内で嘉田氏の得票率が高かったため、郵政解散の影響を指摘する声も出ている。来年の参院選を前にこうしたしこりの解消が急務、との意見も強まりそうだ。
一方、民主党は、小沢一郎代表が知事選と政令指定都市の市長選で与党との相乗りを原則禁止する方針を打ち出す中、今回は「例外」として相乗りを認めた経緯がある。それだけに例外を認めた小沢執行部にとって手痛い失敗となった。
小沢氏は3日、訪中に出発する直前、成田空港で記者団に対し、「自民党と何とはなしに相乗りというのは良くない、と従来から言っていた」と述べ、独自候補の擁立方針をさらに強める考えを示した。鳩山由紀夫幹事長も「今後は相乗り禁止をできるだけ厳密に適用する」と強調した。
ただ、民主党は地方組織が十分ではないだけに、「相乗り禁止」は簡単ではない、との指摘もある。【須藤孝、米村耕一、服部正法】
毎日新聞 2006年7月3日 20時23分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20060704k0000m010085000c.html
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