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「不動産総量規制」(平成2年4月)…霞ヶ関官僚の手により日本経済は地獄の底に突き落とされた。福井氏はこの時は何処に?
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/418.html
投稿者 新世紀人 日時 2006 年 6 月 25 日 15:30:01: uj2zhYZWUUp16
 

1990年(平成2年)4月、「不動産総量規制」が発令されました。

これにより、当時の土地価格の高騰を主たる牽引力とするバブル経済は急速にはじけてしまいました。

これから書く事は、私が体験した実話なのです。

時は、「不動産総量規制」が発令される前年の夏の終わりか秋の始まりの事でした。
当時、私が交流していた実業家の方の事務所を訪問した時に、彼から貴重なお話を聞かせていただきました。
それに対して私が抱いた感想と私達の会話の様子を再現したいと思います。
人物の地位と発言の仕方については若干のボカシは行っておきます。
しかし、大筋は変えないつもりです。

実業家の事務所にて。


「近くに来ましたので、寄らせていただきました」

「やあ、いらっしゃい」 (事務員さんに)「この方にお茶を差し上げて下さい」

「お構いなく、直ぐに退散いたしますから」

「せっかく来たのだから話していけよ」
「ところで、土地の高騰は大変な有様だな」

「確かにそうですが、これは無策の結果であって下手に手を加えると大変な事になりますよ」

「どういうことかな?」

「慎重に熱を冷ます手立てを打つ方法を取らないと、急な政策変換は極めて危険だと言う事です」

「しかしねえ君」
「ねえ君、実はねえ」

「はい?…何ですか?」


「霞ヶ関の官僚たちは、土地の値段の余りの高騰を退治しようとし始めたんだ。その為の計画を立て始めたんだ」

「……ほおー?………そうなんですか…」
「それは又……」

(私は、内心で「とうとう来たか、始めたか」と思った。「これで日本経済は地獄落ちだ」と思ったのだ)


「そうしないとこのままではまずいじゃあないか」

「しかし…」

その後、私達は一般的な雑談を交わして話し合いを終わった。
私は彼・実業家に「直ぐに貴方の大きな資産の価値が低落しないように手を打ち始めてください」と言いたかった。
しかし、彼が聞く耳を持たない事も知っていた。
私が助言すれば、「君は日本の官僚たちを侮辱するのか」と怒ってしまうに違いなかった。
従って、悔しくても彼に助言できなかったのだ。

霞ヶ関官僚たちの「不動産バブル潰し計画」を彼から聞かされた時、
「笑止千万」と思った。
「もっとマシな言い訳を考え出す事は出来んのか、彼らは。計画とは日本経済を破滅の底へ突き落とす計画を立てる事であるはずなのだ。」
と思った。
日本経済は価値の増殖が止まらない状態にあった。
現代資本主義経済の危機は二点に集約される。
1.産業技術が頂点に達した為に停滞に至った。環境破壊を避け循環経済を可能とする新たな技術革新が始まり、産業構造が入れ替わってしまわなければならない。
2.帝国主義的市場の枠が経済の世界的停滞の一方の元凶である事ははっきりしてきた。
従って、世界的に単一な平等市場に移らなければならない。

当時の米国経済は三つ子の赤字に陥って身動きが取れなくなっていた。
ここにおいて、実は円高不況であるにもかかわらず、バブル経済により見せかけの繁栄を享受している日本は真に脅威の存在であった。
何故ならば、増殖する価値が技術革新に投入され始めて両者の関係の好循環が始まり大車輪として動き始めたならば、日本経済はあらたな世界経済秩序誕生の先導者となるであろう。
即ち、世界経済のニュウリーダーが登場することになる。
この事は、これまでのリーダーを自認する者たちからは悪夢である。
従って、
「日本経済、地獄へ落とすべし」が至上命令となる筈だ。

霞ヶ関の官僚達は扇動を受けてか、又は
彼らの中に確信犯として手下がいて、
その者たちが動き始めたかであろう。

私は会談中に思った。
「計画を立て始めた段階との話は本当であろうから、最短でも実行にいたるまでには最低4ヵ月はかかるであろう」
その後、半年を経過したが未だ何事も起こらなかった。
「おそいなあ、手間取っているようだな」と思った。
しばらく経って、
「不動産総量規制」が発令された。

私は
「これがそうだな。日本経済はこれで地獄の底へ落とされる事になった。」と思った。
当時の私の周りの人達は私の警告に全く耳を貸さなかった。

今回の福井日銀総裁の利殖行為を見ると
「彼らならそれが不自然ではない」との感想がごく自然に湧き上がってくる。

http://www.eonet.ne.jp/~candragupta/page008.html
http://www.mmjp.or.jp/tokuchan/only-yesterday/vno(4).html
http://www.sodan.info/saiseikannren/index_02.html
http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~hamano/semi/inter_semi98/ryubi07.htm
http://www.pref.saitama.jp/s-gikai/gaiyou/h1402/1402m011.html


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