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現地部隊は国内と同じ緑の制服で通し、他国軍のような砂漠色の迷彩服は着用しなかった―「東京新聞」筆洗6/21
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/363.html
投稿者 天木ファン 日時 2006 年 6 月 22 日 14:13:20: 2nLReFHhGZ7P6
 

(回答先: 実は?『黒タイツ』姿で、「陸上自衛隊イラク撤退」の強弁ショーをやった小泉クン。 投稿者 新世紀人 日時 2006 年 6 月 22 日 13:56:54)

こと説明責任という意味では、武装させた陸上自衛隊をイラクに派遣したことを、小泉首相が誠実に国民に説明できたとはお世辞にも言えない▼それでも二年半に及んだ部隊のイラク駐留で「一人の死傷者も出さず、一発の銃弾を撃つこともなく」終わることができそうなことを、隊員たちのためによしとしたい

▼二〇〇三年七月、首相は菅民主党代表(当時)の国会質問に「(どこが非戦闘地域か)そんなこと今私に聞かれたってわかるわけがない」と答え、翌年十一月、岡田代表(同)には「自衛隊が行っているところが非戦闘地域である」と答え、評論家の保阪正康さんは戦後最大の失言と批判した▼サマワの宿営地には迫撃砲弾が撃ち込まれ、移動中の車列には爆弾が仕掛けられて車が損傷している。第十次群まで延べ五千五百人が、三カ月交代のローテーションで全国から派遣されたが、隊員や家族はまるでロシアンルーレットにかけられた思いで、政治への不信を募らせたのではないか

▼米国の要請で日米同盟の実を挙げるための政治的派遣に対し、現地部隊は国内と同じ緑の制服で通し、他国軍のような砂漠色の迷彩服は着用しなかった。これが現地では「平和の色」と評価されたという

▼結果論だが、戦わない、戦えない軍隊であることを国内外に印象づけられたこと。とりわけ陸自隊員たちにとっては、持ち帰った“非戦闘”体験が将来にいきる気がする。医療支援や道路、学校の復旧作業に出かける隊員に手を振ったイラクの子どもたちの笑顔を思いだしてほしい。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/hissen/20060621/col_____hissen__000.shtml

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