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スロバキア総選挙、左派野党が第1党に【朝日】
http://www.asahi.com/international/update/0618/004.html
2006年06月18日18時45分
スロバキアの国会議員選挙(一院制、定数150)は17日投開票され、野党の左派「スメル」(方向)が第1党となった。しかし、単独で過半数には達しなかった。現在連立与党の中道右派政党などとの連立政権を目指す方針だが、政策の違いから交渉は難航が予想される。第2党となったジュリンダ首相の中道右派、民主キリスト教同盟(SDKU)も連立の維持を狙っており、激しい連立交渉となりそうだ。
04年の欧州連合(EU)加盟後初の総選挙で、経済社会改革が主な争点だった。SDKUは税率の一本化などで外国の直接投資が急増し、約6%の高い経済成長率を背景に、改革路線の継続を訴えた。
これに対してスメルはジュリンダ政権の腐敗を批判。改革で貧富の差が拡大したとして、税率一本化の廃止や社会保障の拡大、イラク駐留部隊の撤退などを主張し、有権者の支持を集めた。
スメルは連立与党のハンガリー人連合党(SMK)や2月に連立を離脱したキリスト民主運動(KDH)と連立交渉を進めるとみられるが、両党は税率一本化の維持を求めており、協議は難航しそうだ。また、独裁色が強く米欧が反発したメチアル元首相率いる民主スロバキア運動(HZDS)などとの連立を模索する可能性もある。交渉が不調に終わった場合は、ジュリンダ首相の続投の可能性も出てくる。
スメルによる連立政権ができた場合は、09年の単一通貨ユーロ導入が遅れると懸念されている。
中央選管などによると、各党の得票率(予想獲得議席数)は、スメル29.14%(50議席)、SDKU18.35%(31)、民族主義政党の国民党11.73%(20)、SMK11.68%(20)、HZDS8.79%(15)、KDH8.31%(14)。投票率は54.67%だった。
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