★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK23 > 251.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: <医療改悪>姥捨て山 あなたは大丈夫か(三流読書人) 投稿者 gataro 日時 2006 年 6 月 14 日 18:01:23)
昨夜、書き終えて気づいた事を書き留めます。
年寄りが一般ベッドから追い出されるに飽き足らず、厚生労働省は近年、療養ベッドなるものを作らせ、当面優遇して、年寄りをそこへ誘導した。今度は、その梯子をはずし、老人ホームへ、更にその梯子をはずし、在宅へ。更にそのはしごをはずすつもりなのだろう。
さあ、ともかく、在宅の診療報酬を厚くして、いずれ、その梯子をはずすのも目に見えているが、医療や介護の必要な老人が在宅に追い込まれるとする。
少子・高齢化で核家族化も進んでいるし、女性も働きにでているから、在宅になれば、現役世代も仕事を休むかして在宅介護しないといけない。
ギリギリでやっていた家庭は、家計を支えられなくなる家庭が増えるのは目に見えている。(医療費や介護自己負担も増加の一途でもある)。
在宅介護のために休まれるか辞められるかで、企業の働き手も足りなく場合もあろう。
医療や介護の必要な老人を在宅へ追い込むという事はそういう事になるのである。
社会が社会の担い手を十分確保するには、そう言ったお年寄りを集中的にケアできる施設を、老人人口が増えていく事が予想される今、減らすどころか増やさなければいけないのではと、思う。
政権はまた、目先のことばかり考えて、なすべきことと逆の政策を通してしまった。
米100俵の話をした者のする事とは思えない。腹で茶をわかす。
もちろん、そう言ったお年寄りが、理想的には、生活してきた家で、家族に暖かく愛情を持って見守られてすごせれば、それにこした事はないのはわかっている。
ただ、現実には、働いていた仕事をせず、24時間、365日、数ヶ月から数年以上自分の祖父母や両親の介護に拘束される場合もでてくる。医者をしててそういう家庭に頻繁にせっするが、本当にご苦労だと思う。
そんなとき、1時的にでも、すぐに預けられる施設や病床が政策によって減らされている。病院でも施設でも、大勢で大勢の要介護老人をケアできる。それをつぶそうとしている。一人で一人の介護より、大勢で大勢の介護の方が、経済能率も良いのではないか?
へたをすると、在宅介護ばかりになれば、介護のために日本に働き手がいなくなる!
高い金を出して有料介護サービス付きのマンションでも買うしか無くなってくるだろう。その高い金が将来払えるか?
ならば、老後のことを考え、消費も落ち込む。景気もなかなか回復しない。老後の準備のための人生になってしまう。
更に恐ろしいのは、要介護老人がますます社会の害悪とみなされる事態になりかねない。
お年寄りが誇りを持って生きられる国ではなくなってしまう!
もしよければこちらも読んでください。
いつから日本は軍国主義になったのだろう
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/230.html
投稿者 町医者 日時 2006 年 6 月 13 日 23:06:30: Jlt0pjLrwYKl6
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK23掲示板