★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK23 > 240.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kgw/20060614/lcl_____kgw_____001.shtml
空母原子炉事故発生で…
三浦半島の全域致死被害深刻に
風下の半数が死亡する範囲は、三浦半島のほぼ全域に−。米海軍横須賀基地でニミッツ級原子力空母の原子炉事故を想定した被害予測で、こうした結果が出た。
被害予測は、原子力空母の母港化に反対する市民団体の委託を受けた特定非営利活動法人(NPO法人)「原子力資料情報室」の上澤千尋研究員が行った。
事故は、電気出力四十万キロワットの商業用原子炉が、冷却装置が故障して炉心溶融(メルトダウン)を起こし、格納容器が破裂して放射性物質が大気中に放出したと想定。風速四メートルで風向きごとの被害を試算した。
予測結果によると、全員が死亡する七シーベルトの被曝(ひばく)範囲は風下八キロ。半数致死の三シーベルトは同十三キロで、円を描くと三浦半島がほぼ収まる範囲に。さらに頭痛や吐き気などの急性障害を起こす二百五十ミリシーベルトは同六十キロで、県内全域と東京都、房総半島の大半が範囲となる。
三浦半島で年間を通して最も多い南南西の風を想定すると都心を直撃。被曝から約十年間で風下の百二十万−百六十万人が、がんで死亡すると推定される。
大きな原子力災害を招く原子力空母の出現は、横須賀に“原発”を設置することと同じで、安全のための十分な離隔をとれず、不可能だと結論づけている。
(斎藤裕仁)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK23掲示板