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(回答先: [「防衛省」法案]なぜいま「昇格」なのか―「沖縄タイムス」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 6 月 10 日 19:45:04)
『防衛省』法案 三者の事情
防衛庁 『普天間』の論功
防衛施設庁の官製談合事件で、一度は提出見送りとなった防衛庁の「省」昇格法案が9日、一転して国会に提出された。法案成立を秋の臨時国会に先送りすることで、与党合意が整ったからだ。いかにも中途半端な提出の裏には、防衛庁、自民党、公明党の三者にそれぞれ事情があった。 (梶雅一)
■自民 参院選へ票固め
法案提出へのターニングポイントは四月。難航していた沖縄県の普天間飛行場の移設問題で、同県名護市が防衛庁の提案したV字形滑走路案を受け入れる形で合意。十年間も動かなかった移設問題に光明が差したときだ。
これに先立つ二月、官製談合事件への批判を受け、政府・与党は法案提出の見送りを決定していたが、これを機に与党は法案提出への協議を再開。自民党幹部は「普天間合意がなければ、法案提出もなかった」と、防衛庁の「論功行賞」だとの見方を示した。
そもそも防衛省昇格は、政府が「防衛計画の大綱」を改定した二〇〇四年末から、与党間で調整が始まった。
防衛庁は、具体的なメリットに乏しいが、「職員の士気向上は確実」として、与党幹部に積極的に働き掛けた。今国会での法案成立は果たせなくとも、省昇格に向けて着実に駒を進めておきたかったのだ。
自民党にとって、防衛庁は持ちつ持たれつの間柄。自衛隊を含め、現役だけで二十七万人を擁する組織だけに、選挙の際には大きな頼りになる。来年の統一地方選や参院選に向け、恩を売っておこうとの思惑も透けて見える。
■公明 選挙悪影響最小に
一方、公明党は、支持母体の創価学会に昇格への反対意見が根強いため、なかなか党内調整が進まずにいた。「法案提出を見送る口実にできただけに、談合事件は好都合だった」と語る幹部さえいたほど。
だが、与党協議で再び法案提出の流れができてしまうと、公明党は自民党と支持母体の板挟み状態に。最後は、執行部が「連立を維持する立場がある」と党内の反対を抑え、法案提出を了承した。
公明党としては、支持母体との調整に時間を要するため、今国会成立は認められない。とはいえ、反対論の根強い同法案をこれ以上引きずると、統一地方選へ悪影響が及ぶとの判断もある。
自民党執行部に「秋の臨時国会での法案処理を求める」(幹部)と注文を付けたのも、そういう事情からだ。
「法案提出の既成事実ができれば、公明党は後戻りできない」というのが自民党幹部の見方。防衛庁が談合事件の処分も行わないうちに、自公両党の都合で法案提出が決まった。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060610/mng_____sei_____000.shtml
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