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□社保事務所「不正手続き」だけじゃない [ゲンダイ]
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/story.html?q=03gendainet02026616&cat=30
社保事務所「不正手続き」だけじゃない (ゲンダイネット)
社会保険事務所で行われていた年金保険料の免除・猶予の不正手続きは底なしだ。社保庁は法令順守のために民間監査を入れるというが、そんなレベルで不正がおさまるわけがない。社保局がまとめた極秘の内部報告書を見れば、職員は不正手続きだけでなく、事件・不祥事・不始末のし放題。それを隠蔽する幹部の腐った体質が明らかになる。
「コピー禁止」「事務局長・所長限り」と書かれた極秘報告書は、平成17年4月から8月までの5カ月間に全国の社保事務所の職員が起こした事件・不祥事と、それに対するお座なりな対策が書かれてある。そのどれもこれもが呆れて口がふさがらないケースばかりだ。
▼茨城・水戸北…調査官が年金30万円を着服。
▼愛媛・松山西…職員が芸能人・政治家の情報画面192人分を閲覧。対策…個人情報保護を徹底する。
▼富山・砺波…金銭登録機を車の屋根に置いたまま発進して紛失。対策…登録機はタスキ掛けで携帯すること。
▼三重・四日市…未納宅に訪問後、免除申請書を紛失。対策…警察に紛失届を出した。マニュアルの徹底化。
▼青森・弘前…老齢年金の計算間違いで基礎年金のみ裁定(未払い77カ月分271万円)。対応…謝罪した。
いちいち挙げればキリがないが、今回問題になった事例もある。
▼東京・板橋…被保険者の免除申請26人分を架空に作成。本人申請として報告。対策…虚偽申請は必ず判明する旨を注意喚起した。
しかも、この資料の備考欄がトボけている。不祥事が報道されたケースには新聞名が記載され、マスコミにバレなかったものには○が書かれてある。「よくできました」という意味か。
資料にある事件・チョンボ62件のうち報道されたものは24件。3分の2は闇から闇。もちろん板橋の架空申請はマスコミにバレていない。断っておくが、これは社会保険庁のデタラメがさんざっぱら叩かれ、綱紀粛正を誓った後の不祥事の数々である。年金問題を追及する民主党の長妻昭議員が言う。
「不祥事を起こしても公表しないから、本人も上司も処分されない。それが組織を腐らせている。板橋の架空申請も公にならなかったから、全国にこの不正が広がったのです。では、今回の不正発覚で社保事務所の雰囲気が変わったか。ノーです。そもそも『老後に安心感が持てない年金』という欠陥商品を売れというのですから、現場はやる気がなく、納付率をゴマカすのです」
社会保険庁はやっぱり一度解体すべきだ。
【2006年5月31日掲載記事】
[ 2006年6月3日10時0分 ]
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