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□安倍出馬意欲で…額賀らも総裁選に虎視眈々 [ZAKZAK]
http://www.zakzak.co.jp/top/2006_05/t2006052613.html
安倍出馬意欲で…額賀らも総裁選に虎視眈々
山拓、鳩山、河野が検討中
自民党総裁選への出馬の意向を固めた安倍晋三官房長官（５１、顔写真）を支持する派閥横断の中堅・若手議員が来月２日、「再チャレンジ支援議員連盟」を旗揚げすることを決めた。ポスト小泉の大本命とされる安倍氏支持グループの「中核部隊」となりそうだが、一方、これまで名前が浮上しなかった額賀福志郎防衛庁長官（６２）ら複数の議員も総裁選出馬を模索していることも分かった。
「改革で目指しているのは一生懸命汗を流した人、知恵を絞った人が報われる社会だ。（ただ、）勝った人、負けた人が固定化してはいけない。誰もが何回もチャレンジできる社会をつくれば活力は維持できる」
安倍氏は２５日の参院行政改革特別委員会でこう語った。
関係者によると、議連会長には高村派の山本有二氏が就任。発起人には、森派の中野正志氏や津島派の山口泰明氏、丹羽・古賀派の菅義偉氏、伊吹派の西川公也氏、山崎派の田中和徳氏ら２０人が名前を連ねた。
設立趣意書には「再チャレンジ支援策を実効あるものにするため、党と政府が一体となって取り組む」と記されている。
衆院で当選６回以下、参院で当選２回以下の計約３３０人に参加を呼びかけ、うち約１００人が参加する見込み。２日の設立総会には安倍氏も出席して、再チャレンジ推進会議の中間報告を説明する予定といい、事実上、安倍氏支持グループの旗揚げとなりそうだ。
こうした中、安倍氏とともに「麻垣康三」として有力候補とされた福田康夫元官房長官（６９）や麻生太郎外相（６５）、谷垣禎一財務相（６１）以外にも、出馬を模索する動きが浮上してきた。
現時点で、額賀氏や、山崎拓前副総裁（６９）、与謝野馨金融・経済財政担当相（６７）、鳩山邦夫元文相（５７）、河野太郎衆院議員（４３）らが出馬を検討しているという。
自民党関係者は解説する。
「総裁選が、安倍、福田両氏の一騎打ちの様相を強める中、派閥が両陣営の草刈り場にならないよう、次の次の総裁選を見据えて候補を立てる動きがある。津島派の額賀氏などはこのケース。あとの面々は、総裁選で独自政策を訴え、政治家としてのアピールをするつもりだろう」
ただ、彼らの背後に反安倍勢力の思惑が潜んでいるともいう。
「反安倍勢力は党員党友票を含んだ１回目の投票で、安倍氏に過半数を取らせない作戦だ。候補者が乱立すれば票が割れて過半数確保は難しくなる。決選投票は国会議員票だけなので、反安倍勢力を結集して福田氏の逆転勝利を狙っている」
永田町の一寸先は闇というが…。
ZAKZAK 2006/05/26
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