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【治安維持法/共謀罪】「横浜事件」緊急ビデオ上映会(闘うリベラルのチャンネル)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo22/msg/375.html
投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 23 日 22:30:34: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://ch.kitaguni.tv/u/5411/%cb%a1/%b7%ba%bb%f6%bb%ca%cb%a1%8e%a5%d1%cd%ba%e1/0000357203.html から転載。

▼【治安維持法/共謀罪】「横浜事件」緊急ビデオ上映会
 過日、標記の会同に参加した。内容の概略は以下の通り。

☆ 『横浜事件を生きて』上映
☆ 2006年2月9日不当判決となった再審裁判に関するドキュメント 上映
☆ 新たな治安維持法「共謀罪」を廃案にするための提起
☆ その他討議、質疑、意見

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 ビデオドキュメント『横浜事件を生きて』(VHS58分)は、1990年に製作された作品である。横浜事件の再審支援集会では時折上映されていたかと記憶しているが、最初から最後まで通しで観たのは今回が初めてだった。まずは、当該作品の紹介文を転載する。この紹介文が書かれたのは、おそらく作品が製作された1990年当時だと思う。それから、16年を経た今日の日本社会の現状を見つめつつ、この紹介文を読んで欲しい。
 


 ビデオドキュメント「横浜事件に生きて」は、横浜事件の真相を多くの方々に知っていただき、再審裁判に勝利するために企画・制作されました。再審原告団の一人である元中央公論の木村亨さんのたたかいを中心に、事件の現場を訪れ、当時の資料をひもとき、数少なくなった事件関係者の生々しい証言を集めた貴重な記録です。
 事件の背景は敗戦の色をおおうべくもない絶望の時代、1942〜45年です。横浜事件とは国家権力・特高警察がリベラルな「中央公論」や「改造」などをつぶすために事実無根の「日本共産党再建準備会」をデッチあげ、治安維持法違反でジャーナリストや研究者など80余名の人達を逮捕し、拷問を加えた、史上類を見ない言論弾圧事件です。実に凄惨な拷問の結果、4人が獄死し、1人が出獄後に亡くなりました。
 1986年、横浜事件の元被告、遺族9名が権力犯罪を糾弾し、国の謝罪と補償を求めて、横浜地裁に再審の申し立てを行いました。しかし、横浜地裁、続く東京高裁でも棄却され、現在最高裁で争われています。
 ビデオでは、人権が国家の名によって奪われ、踏みにじられる様子がまざまざと描かれています。そして、横浜事件が決して過去のものでないことを訴えています。拷問の特高警察はのうのうと生きのびています。その罪は今だ問われていません。私達の周りで権力による人権侵害が多数起っています。
 まさに「特高警察はまだ生きている」のです。

 ビデオでは、生前の木村亨さんが当時の様子などを語っていた。拷問に遭い、気絶を繰り返し、生きては帰れないのだと諦めたこともあると語っていた。また、弾圧され迫害された人々に共通する訴えをしていた。すなわち、「人権は闘い獲るものである」と・・・。

 夫を逮捕された女性の話だったと思うが、警察と次のようなやり取りをしたことを語っていた。

 女性「(夫が)何をしたんですか?」
 警察「何もしていません。戦争に反対する思想を持っているからです。」

 その他、気に留まった事柄を紹介しておく。

○神奈川県警察特高は、治安維持法による検挙実績を挙げていなかった。そこで、無理に事件をデッチ上げた
○戦後、特高3名に有罪判決が下ったが、サンフランシスコ講和条約締結に関係する恩赦によって、その3名は入獄しなかった
○裁判所は、進駐軍に調査されることを恐れて、裁判関係の書類を焼却してしまった
○内務省官僚として弾圧の指揮にあたった唐沢が、戦後、岸内閣で法務大臣となった

 このビデオを観ると、つくづく日本は改善されない社会であることが分かる。役所は、自己に都合の悪いものは隠蔽し廃棄する。責任ある立場の者が責任を取らないどころか、のうのうと重要な公職に就く。警察は、法律ができればその実績を挙げようとデッチ上げを行う。

 「共謀罪」ができたらどうなるかは火を見るよりも明らかである。なぜなら、「特高警察はまだ生きている」のだから。

投稿者:闘うリベラル at 11:15


gataro の意見。

>責任ある立場の者が責任を取らないどころか、のうのうと重要な公職に就く

東条でさえ開戦について当初は、天皇の意志に逆らえる者などいないなどと証言していたが、天皇に責任が及ぶことを回避するため、前言を取り消した。誰が見ても天皇にも戦争責任はあった。なのに責任をとらない。これでは当然、1億総無責任とならざるを得ない。いつでも戦前が復活するだけの素地を残して戦後は出発したのだ。

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