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2006年05月17日
強行採決から党首討論
今日の党首討論を少し分析してみると、今まで民主党は小泉氏ののらりくらりではぐらかされて感情的となり、失敗することが多々ありました。そこで小沢氏は逆にどしんと構え、目の前で跳ね回る小泉氏を諫めつつ自説を展開する方法をとったのでしょう。迫力不足で淡々とした印象はありましたが、小泉氏の論理には精神論や希望などが散見して政策的なものが見えなかったので、勝敗をつけるなら僅かながら民主党の勝利、といったところでしょうか。
しかも同じ日に強行採決が行われました。医療費改定という国民生活に直結する部分に対して審議が尽くされなかったことは残念です。国会の審議日程の問題で与党側が焦りを抱いていることの証拠でしょうが、強行採決はいただけません。高齢者医療制度は大きな問題であり、議論を尽くしても尽くしたりないということはないでしょう。こうした弱者に負担ばかりを強いているので、小泉政権が『弱い者いじめ』や『格差社会』という言葉を付加されている、ということを改めて認識しなければいけません。
また改正出入国管理法・難民認定法も参院本会議を通過していきました。こうしたものを運用しても、指紋採取などを通らずに日本に滞在する者の方が問題なので、その意味ではそうした者への対応をどうするのかをもう少し詳しく論じる必要があるでしょう。
国会では今後も議論を尽くさなければいけない法案が山盛りで、国会の延長も含めて今後の展開が色々と予測されるところです。しかし九月の小泉政権退陣まで日本の政治が混沌としてくることは確実となり、その意味では面白い展開ではあります。ですが面白がってばかりはいられません。我々の生活にも思想にも重要な法案がどう展開されるのか、今後の国会は注視していかなければいけないでしょう。
しかしこうした政治的なイベントがある時に、耐震偽装で新たな動きがあるというのが何らかの意図を感じさせます。記事を小さく扱わせようとしたのか、それ以外の意図があるのか?どちらにしても耐震偽装がまた一歩進展したので、今後の展開には注目でしょう。総研まで捜査の手が伸びていくのか、立件できるのかというところですね。
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/
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