★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK22 > 120.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/78d2fd1d74fb79bf68b47489c4620219
今日、共謀罪の強行採決は止まった。国会周辺には、反対の立場で審議を見守る人々が集まり、また全国からも激励のメールやFAXをいただいている。この場をもって感謝を表したい。正午に開かれた法務委員会理事会では、自民党が民主党に申し入れている「修正協議」の進展をめぐって意見交換があり自民党としては最終合意に向けてなお努力するので、民主党の歩み寄り案を提出するように求めた。明日も、委員会を設定することは合意されず、次回委員会は19日の金曜以降となり、18日の木曜日に理事会が予定されている。緊迫した局面が続いているのは間違いないが、与党が以前よりは世論に敏感になりつつある。「世論と与党の大綱引き」は続いているのだ。
さて、30分行った法務委員会の質問で、思わずのけぞるような答弁が出た。以前のやりとりで「目配せでも成立する」と答弁した大林刑事局長に対して、「その答弁は変わりはないですね」と確認しようとした時に飛び出したもので、「目配せだけでは成立しない」と言い続ける刑事局長に対して、「法務省が前提に置いている団体要件をクリアして、いわば犯罪集団としてスタンバイしている場合は、どうか」と追及すると「ありえないとはいえない」と答弁。次の問いに対して「共謀というのは、まばたきやうなずくという行為でも成立する」と言い出したのだ。
おいおい、「目配せ」は意思表示行為で「まばたき」は生理現象だぞ。いい間違いでないかどうか、確認を求めたところ法務大臣は「まばたきだけで共謀罪は成立しません」と答弁したので、「まばたきだけで成立したら、人類皆共謀罪じゃないか」と指摘し、刑事局長が「暴力団の組長が綿密かつ具体的に犯罪行為を準備し、その上で『黙示の行動』でイロイロすることで共謀罪が成立することはありえなくはない」と再答弁。やはり、「まばたき」は言い間違いではなかった。
日本ペンクラブ(井上ひさし会長)が声明を出した。私は、その一部を読み上げて杉浦法務大臣に所感を求めたが「やになっちゃう、まったくの誤解です」と軽い答弁。しかも、「会って説明するつもりはないか」と聞くと「国権の最高機関である国会で審議をお願いしていることで、国民の理解を求めたい」と向き合わなかった。
委員会審議では「まばたき」論争で笑い声も起きていたが、冗談じゃない。これだけ反対の強い法案に対して、世論の力など何のその「目配せ」も「まばたき」も「うなずき」も暗黙の共謀を構成する場合もあると主張する法務省は、あまりに無謀ではないか。いや、だからこそ619種類もの共謀罪を提案しているのだという姿が明らかになった。
この国会での成立を許さず、廃案に追い込むしかないと改めて思う。明日は、国会議員会館近くの星陵会館で6時半から「共謀罪に反対する超党派国会議員と市民の集い」が開かれる。大きく声をあげていくしかない。(教育基本法は本会議質問の後で、委員会趣旨説明を受けた。委員会審議の開始日を与党は19日を提案したが、与野党間で協議することになった)
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK22掲示板