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教育基本法、16日から審議 民主党案に与党動揺
2006年 5月16日 (火) 06:14
衆院議院運営委員会理事会は15日、政府提出の教育基本法改正案について、16日の衆院本会議で趣旨説明と質疑を行うことを決めた。一方、民主党は15日、要綱をまとめた改正案の対案を近く衆院に提出する方針を決めた。政府案のとりまとめにあたって自民、公明両党間で議論が割れた「日本を愛する心」「宗教的感性の涵養(かんよう)」を民主党が盛り込んだことに、政府・与党側には「自公体制へのゆさぶりだ」と警戒感が出ている。
小泉首相は15日、民主党案について「対案を出すのはいいこと。揺さぶっても何しても、よく話し合えば理解されると思う」と語った。自民党の甘利明政調会長代理も「共通する価値観が持てた」と評価した。
一方で、安倍官房長官は記者会見で「政局的な意図が込められているのではないか」との見方を示した。公明党に妥協したとして、自民党内に不満が残る部分に踏み込んでいるためだ。
「愛国心」「宗教」で妥協を引き出して合意した公明党には、特に警戒感が強い。民主党の小沢代表と新進党時代にともに活動した幹部は「小沢さんは政策を政局の道具にする人。自民党内には『なぜ愛国の心を明記してはいけないのか』という人も少なくない。民主案に乗った方がいいという声が出てくるのではないか」と懸念する。
実際、政府案を「不十分だ」と批判してきた自民党議員の中からは、早くも「公明党が反対しても民主党案が多数になればよい。政府案の修正になるのではないか」と期待する声も上がる。
もっとも民主党の足元も不安定だ。15日の党教育基本問題調査会では、要綱案の「愛国心」の表現に議論が集中。「権力者がどうにでも使える。内心の自由を害するおそれがある」などと否定的意見も出された。
最終的には原案通り了承されたが、国会審議では、各党の入り乱れた論戦が展開されそうだ。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20060516/K2006051504470.html?C=S
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