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5月10日朝日新聞「声」欄に下記の投稿が載っていました。
同紙13日付夕刊「素粒子」氏はこの声を〈自戒となす〉と表明しました。
以下双方を引用します。
「声」戦争の責任は 報道機関にも
無職 片岡保之さん(東京都杉並区 69歳)
「歴史と向き合う 東京裁判60年」(2日朝刊)を読んでびっくりしました。
世論調査によると、戦争責任が一番重いのが「軍部」は当然としても、「報道機関」の責任があまり問われていないのが不思議です。
「聖戦」と煽りに煽ったのは、新聞をはじめ報道機関ではなかったでしょうか。
戦争を体験していない若い人はともかく、私と同じ60代や70歳以上の人も、こんなに甘い点をつけるとは意外なことです。戦後のマスコミが、国民を戦争へと誘導した報道内容とその責任を息長く伝えず、結果として隠蔽してしまったためとしか思えません。
私は生まれてから終戦前年の44年末まで東京の都心に住んでいた者です。空襲では家族と一緒に防空壕に身を潜めるなど、戦争を幼いながら直接体験した最後の世代です。
当時は国民も含め皆正気の沙汰ではありませんでしたが、とりわけ大本営の手先になり下がった報道機関の責任は重大だったとするのが、正しい見方ではないでしょうか。
「素粒子」
新聞の戦争責任に関し世論が甘いのはなぜか。それはマスコミが「国民を戦争へと誘導した報道内容とその責任を息長く伝えず、結果として隠蔽し」たからという片岡保之さんの声欄での指摘を切り抜いた。もって自戒となす。
戦中皆正気の沙汰ではなかったが「とりわけ大本営の手先になり下がった報道機関の責任は重大だったとするのが、正しい見方」
(投稿者のコメント)
米国との危険な軍事同盟への道を急速に歩き始めたこの国。ここらでマスコミ関係者は「報道機関の戦争責任問題」を再学習してみる必要があるのではないか。
昨今「日米関係の新時代」などと口当たりのいい言い方を政府と一緒になって復唱している「政府広報」のような報道姿勢になっているという指摘もある。「政治の言葉」に隠された事柄の真実を伝えるようなジャーナリスト魂にもっとお目にかかりたいものだ。
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