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◇小沢体制 結束優先
政府の教育基本法改正案に対する民主党の対案づくりは、愛国心の表記をめぐり、難航も予想されたが、なんとか意見集約にこぎ着けた。小沢一郎代表の就任で求心力が高まる中、結束を最優先させようとのこれまでにない力学が働いたようだ。 (吉田昌平)
執行部の一人は検討会終了後、「バラバラと言われていた党が、教育問題でまとまったんだよ」と感慨深げに語った。
愛国心に関しては、教育現場への強制につながるとの懸念から、旧社会党系議員らが反対論を唱えたのに対し、保守系議員は、表記を求め続けていた。この日の会合でも「現場の強制にならないのか」との慎重論が出たものの、賛成・反対両派は「日本を愛する心を涵養(かんよう)」との表現に接点を見いだした。
「いまは、党がまとまらなきゃいけないという空気がある」(参院幹部)中で、政府案の「国」を「日本」に言い換えるとともに「涵養」の文字を加えて反対派に配慮。その一方、「愛する心」を盛り込み、賛成派も納得させたのがミソだ。
小沢氏は自由党党首時代に、教育基本法にあたる「人づくり基本法案」を国会に提出。この際は愛国心の文字を使わず、「日本と地域社会に誇りを持ち」などの表現を盛り込んでいた。
だが、今回は愛国心問題を避けて通れば、「(党内対立で)逃げたと言われる」(若手)として、あえて「愛する心」を盛り込み、政府案との対立軸をつくった格好。民主党内には「自民党が欲しかった表現となった」との声も漏れ、政府案に不満を持つ自民党議員らを揺さぶろうとの狙いも見え隠れしている。
小沢氏が代表就任後、寄り合い所帯の結束が問われる試金石だった愛国心問題。自民党側には当初、「改正案を出せば民主党はきっと割れる」との見方もあったが、小沢民主は最初の関門をクリアしたといえる。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20060513/mng_____sei_____003.shtml
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