★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK21 > 852.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□「安倍vs福田」で暗闘…森、総裁選一本化断念で [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=12fuji320060512027&cat=7
「安倍vs福田」で暗闘…森、総裁選一本化断念で (夕刊フジ)
森喜朗前首相が11日、森派所属の安倍晋三官房長官と福田康夫元官房長官の一本化調整の断念を表明したことで、9月の自民党総裁選は事実上、安倍氏と福田氏の一騎打ちとなる可能性が高まってきた。今後、国内外を舞台に熾烈な駆け引きが展開されそうだ。
「私は一本化したいとは1回も言っていない。2人がそういう(総裁選に挑む)気持ちがあるなら、夢を果たさせてあげられたらいい」
11日昼の派閥総会でこうあいさつした森氏。これまで安倍氏を温存して、福田氏での一本化を模索していたが、安倍氏支持とみられる小泉純一郎首相がGW中に「一本化不要論」をブチ上げたこともあり、これ以上、調整にこだわると派内の亀裂が深まると判断したとされる。
これで、世論調査トップの安倍氏が出馬する環境が一段と整ったといえるが、安倍氏が有利というわけではない。
安倍氏は中堅・若手議員に支持者が多く、福田氏は急激な世代交代に反発するベテラン議員に推す声が多いが、ここに靖国問題に端を発して関係悪化が指摘されるアジア外交が複雑に絡んでくる。
中国が昨年来、親中政権誕生を狙って日本国内の政財官界などにロビー活動を展開してきたことは一部で知られているが、同国が熱望するのが靖国参拝に否定的な福田氏と谷垣禎一財務相だというのだ。
最近、経済団体が小泉首相の靖国参拝の自粛を求める提言を採択したが、「この背後にも中国側の働きかけがあったという」(永田町関係者)。安倍氏は首相の靖国参拝に理解を示すが、自身の首相就任後については明言していない。
一方、ブッシュ米政権の安倍氏への特別待遇も有名だ。
2年前に自民党幹事長として訪米した際は、当時のパウエル国務長官やラムズフェルド国防長官、ライス大統領補佐官と会談しただけでなく、ブッシュ大統領とホワイトハウスで偶然会うハプニングが演出された。
幹事長代理として昨年訪米した際も、チェイニー副大統領やライス国務長官、ラムズフェルド国防長官、スノー財務長官、グリーンスパンFRB議長(当時)、アナン国連事務総長などと面会した。
「これだけのメンバーと一度に面会できるのは、首相訪米以外は考えられない。ポスト小泉の有力候補と認識している」(自民党関係者)
ただ、ブッシュ政権は福田氏にも好意的姿勢を見せる。
福田氏は現在、ワシントンを訪問中で、10日にライス国務長官、11日にはチェイニー副大統領やラムズフェルド国防長官と会談したが、「閣僚でもない国会議員がこれだけの大物に会えるのは異例。ブッシュ政権は安倍氏と福田氏に両天秤をかけている」(同)。
自民党総裁選はこれからが本番。国内外で壮絶な暗闘が繰り広げられるのは間違いない。
[ 2006年5月12日16時15分 ]
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK21掲示板