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(回答先: 仲間を返せ! メーデー不当弾圧を許すな5・11緊急集会(レイバーネット) 投稿者 gataro 日時 2006 年 5 月 06 日 22:07:39)
「原宿、プレカリアート、デモ行進の不当逮捕」…権力の意図は…
http://dr-stonefly.at.webry.info/200605/article_4.html
4/30東京原宿で行われた「自由と生存のメーデー06」集会後のデモが権力に弾圧され3名が不当に逮捕された!! 「道交法違反」と「校務執行妨害」…また、おきまりの別件逮捕だ。権力にとって全てが「予定行動、予定逮捕」だろうが、、、誰が考えても、正規の手続きをとった正当なデモに、「逮捕」などできるはずがない。しかも逮捕された3名の自宅をガサ入れだと、フザケルのもいい加減にしろよ。噂されているように、これが「共謀罪の予行演習」なのか!?
なんと言ってもだな、 「共謀罪の予行演習」以上に意図を感じるのが、「プレカリアート」のデモが標的にされたことだ。実はワタシは「不安定な雇用を強いられた人々」という意味で「プレカリアート」という言葉があることを初めて知った。で、このデモでの「プレカリアート」とは、いわゆる「フリーター」のことで、「フリータ」ーによるデモ行進に対する弾圧だった。
実は「不安定な雇用を強いられた人々」と聞き、ワタシが最初に思いつくのは「フリーター」ではなく、建築・土木従事労働者として必要な時に必要なだけ労働力を得られる、経費のかからない「使い捨て労働力」である「日雇労働者」である。彼らは「景気の調整弁」などと揶揄されながら、社会にとって必要な労働力であるにもかかわらず、常用雇用労働者及び社会からは蔑まれ、差別されつづけてきた。諸事情により、もとより社会から切り捨てられていた彼らに待っていたのは青カン(ホームレス)としての生活である。
そんな「社会の便利な捨て駒」としての日雇労働者が「結集」する事を恐れる体制及び権力は、ことあるごとに「日雇労働運動」を、そして「青カンの労働人権運動」を潰そうとしてきた。そんな弾圧に対抗するため日雇労働者は「日雇全協(労働組合)」をつくり抵抗運動を繰り広げてきたわけだ。
この日雇労働における弾圧の図式は、なんだか今回の「フリーター弾圧」と似てないか? 「便利に安く使える捨て駒労働力」の労働運動としての結集は、体制、権力のもっとも嫌うものではないか。「フリーター」の労働組合があるのかどうか知らないが、奴らは「フリーター」を弾圧したところで社会的批判は浴びないと高をくくっているのだろう。……ワタシには「日雇労働運動」や「青カンの労働人権運動」をことあるごとに弾圧してきた状況とダブって見えてしまう。
今回の事件ははまさに「不安定な雇用を強いられた人々」=「体制にとって便利な捨て駒労働力の結集」に対する弾圧だったのではないのだろうか?
いずれにしても許されることではない!!!
このブログは、4/30「自由と生存のメーデー06」のデモへの権力による弾圧に強く抗議し、メーデー救援会の抗議行動を支援します。
以下転載です
メーデー弾圧抗議声明
2006年4月30日(日)午後、東京・原宿の神宮前穏田区民会館に百余名があつまり、「自由と生存のメーデー06」が開催され、プレカリアート(不安定な雇用を強いられた人々)として、社会的に差別、選別、排除された人々の訴えが発せられました。しかしその訴えを踏みにじるように、集会後のデモで3名不当逮捕・サウンドカー強奪の異様な弾圧が強行されました。
デモ申請の事実を無視した警察は、「道路交通法違反」を振りかざし、トラックにDJ機材をセットし、音楽を流して進むサウンドデモをつぶそうと躍起になったのです。公安警察・機動隊・所轄署が渾然一体となったこの弾圧で、DJが「道路交通法違反」で逮捕され、混乱した現場でさらに一名が「公務執行妨害」で逮捕、サウンドカーすら強奪される事態となりました。さらにデモ終盤では、視角効果の高い「MAYDAY」の垂れ幕を掲げた大きなバルーンを公安警察が奪おうとし、それを守ろうとするデモ隊に機動隊が襲いかかって一名を「公務執行妨害」で逮捕しました。
弾圧の直後、デモ参加者は逮捕手続きがなされる各所轄署に抗議行動に向かいましたが、警察は接見交通(外部交通)の権利(※)を傲然と踏みにじり、自ら脱法する勝手気ままな振舞いをほしいままにしています。直後に結成された私たちメーデー救援会は、当初のこの努力を引き継ぎながら救援活動に取り組み、5月1日にはサウンドカーと機材を、翌2日には「道交法違反」で逮捕された一名を取り戻しました。しかし二名は勾留決定されたために依然として身柄を拘束されています。本来「現行犯の罪証」には無用なはずの家宅捜索も強行されました。このように、警察・検察が勾留や令状の請求をかけると裁判所が簡単に認めてしまう、あるいは被疑者が勾留決定後も捜査機関から独立した司法機関のもとに移されずに、冤罪の温床となる代用監獄(留置所)に監禁され続けるなどのかたちで、司法当局が社会的抑圧に積極的に加担している現実に、私たちは強い怒りと危惧を覚えます。それは人の社会的自由を損ない、生そのものを踏みにじるものだからです。
このメーデー弾圧はサウンドデモつぶし以外の何ものでもありません。そして同時に、ただ生き、そして働くものの権利を求める多様な人々がつながろうとすることを阻む、政治的な弾圧にほかなりません。それはプレカリアートの連帯を怖れる「階級」的な弾圧であり、あるいはこのかん明らかになっているように、ビラポスティングなどをはじめとする、あらゆる表現行為を取り締まる意図をあらわにした権力者の、社会的抑圧の強化という事態なのです。
私たちは、警察・検察そして裁判所が一体となったメーデー弾圧を絶対に許すことはできません。満腔の怒りを込めてここに強く抗議します。
警察・検察・裁判所は被弾圧者を即時釈放せよ!
自由と連帯を求める人間の声を圧殺することは不可能だ!
2006年5月4日(木)
メーデー救援会
※接見交通権(せっけんこうつうけん)は被疑者または被告人が外部の人物と面会し、また書類・物品授受を行なうことができる権利のことです。逮捕後に勾留決定がなされると接見禁止処分がくだされることがありますが、その場合でも弁護士との秘密交通権(立会人なしでの接見)が刑事訴訟法によって保護されています。逮捕によって警察が有する身柄拘束の時間は最大48時間ですが、このあいだは接見禁止の処分が被疑者にくだされることはありません。つまりこの時間内であれば、弁護人でなくとも、誰もが接見(面会)や物品の差し入れを行なうことができるはずなのです。しかし平日以外や通常業務の時間外であると、往々にして警察は監獄法をたてにとって被疑者の外部交通権を実際に遮断してしまいます。メーデー弾圧では接見だけでなく日用品の差し入れすら認めないという、不法・不当な行為を警察があえて行なっています。とうてい「適法」とはいえないこのような警察の活動は重大な人権侵害です。
http://dr-stonefly.at.webry.info/200605/article_4.html
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