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共謀罪が特に日本で危険な理由〜人権を守るシステムがない(情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo21/msg/662.html
投稿者 heart 日時 2006 年 5 月 06 日 22:42:48: QS3iy8SiOaheU
 

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/bf1dcfe54f34165c622afec314b75e76
より抜粋。

共謀罪について,外国にもあるではないか〜という理由から賛成する人もいるだろう。
しかし,そもそも,共謀罪のある外国でいかなる問題が発生しているか,明らかではない。少なくとも,米国では問題が多発していることは,http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/0bcca0e0ad96c40edc67066531a9e521などで紹介した。
今回は,特に日本でこのような法案を成立させることの危険性について少しご紹介したいと思います。
刑事事件の流れにあまりなじみのない方はhttp://www.toben.or.jp/consultation/arrest/を参照しつつ,お読み下さい。


第1
一番の問題は,日本では取調の過程を録画していないことです。
「取調の可視化」といわれるこの問題は,日本弁護士連合会が中心になって,可視化,すなわち,録画を実現しようと努力してきました(http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/investigation.html参照)。
しかし,警察はまったくそのような制度を導入する気はないようです(http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/1e3b910ac4256d731db2cf2887bdac45参照)。

これに対し,海外では先進国のみならず,アジアの国々も導入しています(http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/data/torishirabe_kashika.pdfの28頁以降参照)。

取調が密室で行われると自白の捏造などにつながります。
特に共謀罪は,実行行為がないために,証言のみで有罪となる恐れの大きい犯罪ですから,自白の捏造の恐れがあるシステムのもとで,採用されると非常に危険です。

第2 
逮捕してから刑事事件として起訴するまでの間に身柄を拘束される期間は,日本では原則23日間ですが,先進国では2日くらいとされています(http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Suzuran/7136/daiyo.html参照)。
この間に日本では過酷な取調が行われ,冤罪がつくり出される恐れがあるのです。
この期間を諸外国並みに短くする必要があります。

第3
さらに代用監獄という制度が日本ではあります。。
逮捕した後,裁判所が身柄を20日間(実際にはまず10日,そしてさらに10日延長する)拘束してもいいという決定をして合計23日間の身柄拘束ができることは第2で指摘した点ですが,この20日間を警察の留置場に入れることができるという制度です。

これも先進国ではあまり例がありません。

この制度によって,日本では,警察に身柄を拘束され,朝早くから夜遅くまで取調が行われているのです(http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/pending_intern.html参照)。

以上の3点のほか,刑事裁判の有罪率の高さなどの問題もあります。

結局,日本では警察が特定の団体・人物に目をつけて強引に逮捕したうえ,自白を捏造して有罪判決を受けさせるということが可能なシステムとなっているということです。

例えば,松本サリン事件では,被疑者が分からないにもかかわらず,河野さん方を殺人容疑で捜索差押することを認め,そのまま河野さんを自白に追い込もうとしたりしました。

もちろん,一般の警察官は熱心に職務に励んでいると思いますが,それとシステムをいかに適切なものにするかは別の問題です。

日本では冤罪を防ぐためのシステムが先進諸国に比べ,非常に脆弱なものとなっているのです。

諸外国で導入しているから…というのなら,まず,冤罪を防ぐためのシステム−最も急がれるのは取調の録画化(可視化)−についても導入をする必要があるのではないでしょうか。

そちらを放置したまま,共謀罪を成立させようというのはちょっと順番が違うのではないでしょうか。

★そして,警察の自由弾圧の実態は今年のメーデーでも明らかとなった…。
動画を見て下さい。
警察が平和的なデモ参加者に対し,いかに不当な逮捕をしているかが分かると思う。
この動画を多くの人に伝えて下さい。


以下,http://mayday2006.jugem.jp/?day=20060502の引用

「2006年4月30日(日)、「自由と生存のメーデー06」の集会・デモが開催され、100名近くの人々が「プレカリアート(不安定雇用層)」をとりまく労働環境の問題についての企画に参加。
しかしデモの当初から警察が不当に介入を行ない、DJをサウンドカーからむりやり引きずりおろして「道交法違反」を理由に逮捕。
このとき混乱にまきこまれた一名を「公務執行妨害」で逮捕。
警察はさらにサウンドシステムを積んだトラックを盗奪し、機材などを積んだまま勝手に運転して持ち去りました(5月1日奪還)。
また、デモコース終盤・渋谷ハチ公前を過ぎたあたりで「MAYDAY」の垂れ幕を掲げたバルーンを公安警察が強奪しようとして現場が混乱、この過程で一名を「公務執行妨害」で逮捕。
まったく不当な暴挙です。
(詳細1・2、当日の動画)

 5月2日、逮捕による身柄拘束満期で検察送致&激励行動。
「道交法違反」で不当逮捕されたDJは、勾留請求されずに5月2日に釈放されました。
警察の無法なやり方に検察さえもが勾留請求を断念したわけですが、「公務執行妨害」で逮捕された二名は勾留が決定され、依然として身柄を警察署内留置署(代用監獄)に拘束されています(詳細)。
30日当日にも多くのデモ参加者の支持により各所轄署前の抗議&激励行動が行なわれましたが、私たち「メーデー救援会」はその成果を引き継ぎつつ、弾圧された仲間を一刻も早く取り戻すべく救援活動に取り組んでいます。
ご支援・ご注目ください。 」

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