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□したたか谷垣戦略…最低支持率でも総裁選出馬へ [夕刊フジ]
http://news.www.infoseek.co.jp/fuji/story.html?q=01fuji320060501014&cat=7
したたか谷垣戦略…最低支持率でも総裁選出馬へ (夕刊フジ)
派閥研修会で、今年9月の自民党総裁選に立候補する意向を明らかにした谷垣禎一財務相(61)。世論調査では、安倍晋三官房長官(51)や福田康夫元官房長官(69)に大きく水を開けられているが、いち早く総裁選レースに名乗りを上げた、谷垣氏の意外な戦略とは…。
「腹に固めているものがある。よろしく支えていただきたい」
谷垣氏は30日、宇都宮市内で開いた谷垣派の研修会でこう語った。
研修会終了後も記者団に対し、「小泉政権も5年を迎え、これからの道筋を描いていかないといけない。私もそれなりの覚悟を固めてやりたい。宏池会(谷垣派)のみなさんに助けていただかないとできないので、支えていただきたいとお願いした」と説明した。
「麻垣康三」といわれる4人の総裁候補の中で、事実上の出馬表明をしたのは最初だが、谷垣氏が現時点で優勢というわけではない。
世論調査では、40−50%を集めて断トツ1位の安倍氏や、10数%で2位に着ける福田氏はもとより、麻生太郎外相(65)よりも低い3、4%でいつも最下位。
加えて、総裁選立候補には20人の党所属国会議員の推薦が必要だが、谷垣派は15人しかおらず自派単独で出馬するのは不可能なのだ。
このため、「今回の総裁選では国民に『谷垣禎一』という名前をアピールして、次回の総裁選で勝負する気では」「分裂している旧宏池会の再結集に向けた狼煙(のろし)を上げたのでは」といった見方もあるが、ある自民党関係者は意外な「谷垣戦略」についてこう語る。
「総裁選では東アジア外交が争点となる。靖国参拝に理解を示す安倍氏と参拝を否定する福田氏は見解を異にするが、2人はともに森派所属のため一本化調整が図られるはず。世論調査トップの安倍氏が出馬しないことは難しく、十中八九、出馬する」
「一方、福田氏が出馬するには派閥離脱しかないが、父親の赳夫元首相が立ち上げた派閥を出るだろうか…。福田氏が出馬をとりやめた場合、福田氏と東アジア外交の考えが近いのは谷垣氏であり、現在の『福田支持派』が一挙に谷垣支持に回る可能性がある」
つまり、立候補意思をいち早く表明したのは、靖国参拝否定派や非安倍派の“受け皿作り”という分析だ。
これと符合するのか、中国は昨年末から、自国に都合のいい自民党総裁が誕生するよう日本国内でロビー活動を展開していた(本紙3月27日掲載)が、最も期待していたのが谷垣氏だという。
谷垣氏の大逆転はあるのか。
[ 2006年5月1日12時8分 ]
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