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□米軍再編最終報告書 座間司令部2年後新設 横田共同運用22年度から [産経新聞]
http://www.sankei.co.jp/news/morning/01iti001.htm
米軍再編最終報告書 座間司令部2年後新設 横田共同運用22年度から
在日米軍再編の最終報告書の全容が三十日、明らかになった。米陸軍の統合作戦司令部は、米国の二〇〇八会計年度(平成十九年十月−二十年九月)にキャンプ座間(神奈川県)に新設。航空自衛隊の航空総隊司令部を平成二十二年度に米軍横田基地(東京都)に移設し、日米の軍事連携を大幅に強化する方針を打ち出した。五月一日にワシントンで開く日米安全保障協議委員会(2プラス2)で合意する。
報告書では、再編経費を基本的に日本側が負担し、米側負担は運用に関連したものが中心になると明記。沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)移設や厚木から岩国への空母艦載機移駐などの実施計画を詳述している。
普天間飛行場のキャンプ・シュワブ(名護市)沿岸部への移設については、V字滑走路の長さを「オーバーランを含めて千八百メートル」と確定。普天間飛行場や那覇軍港など五施設は全面返還で、キャンプ瑞慶覧は一部返還としたが、返還時期は「平成十九年三月までに詳細計画を策定する」と先送りした。
キャンプ・ハンセンと嘉手納基地(沖縄県)で自衛隊が共同訓練をすることも盛り込んだ。嘉手納基地での戦闘機訓練は県外に分散され、「一−七日の期間で一−五機が参加」の方式で始め、最終的には「八−十四日間に六−十二機」と拡大すると付記した。
キャンプ座間に新設する米陸軍司令部は第一軍団司令部(米ワシントン州)を改編、陸海空の統合任務を担う拠点司令部(UEX)で、米国の経費負担で「戦闘指揮のための訓練センターや支援施設」も設置。陸上自衛隊の中央即応集団司令部も平成二十四年度までに併設する。
米軍横田基地の米第五空軍司令部と府中市から移る空自航空総隊司令部の「共同統合運用調整所」は、「防空とミサイル防衛(MD)の調整機能も含む」として情報共有を強調。MDでは、空自の車力分屯基地(青森県)に配備する米軍の「Xバンドレーダー」を今年夏から運用する。
横田基地で米軍が管轄する空域に関しては、「平成二十年九月までに部分返還する」と明記。管制権自体の返還は、来年度をメドに管制権が返還される嘉手納基地の運用を参考に検討。軍民共用化は検討開始時期は特定せず、「検討開始から一年間で結論を出す」と区切った。
米空母艦載機の厚木基地(神奈川県)から岩国基地(山口県)への移駐は、二十六年度までに実施。岩国基地には普天間飛行場のKC130空中給油機も移駐し、司令部などの拠点を整備する。
◇
【最終報告書の骨子】
一、日米は抑止力を維持し、関連経費を予算化
一、普天間飛行場をキャンプ・シュワブ沿岸部に移設。V字型滑走路完成は八年後を目標
一、グアムに海兵隊員八千人と家族九千人を移転。日本負担は六〇・九億ドル
一、キャンプ座間への指揮統制機能付与は二年後
一、航空自衛隊の航空総隊司令部を平成二十二年度に米軍横田基地に移設
一、平成二十六年度までに空母艦載機を岩国に移駐
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