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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060429-00000000-ryu-oki
◇小泉首相発言で防衛庁に戸惑い 背景に政府内調整遅れ
【東京】米軍再編に関する法的整備について小泉純一郎首相が２８日午後「（国会提出は）間に合わないでしょう」と発言したことに対して防衛庁内で戸惑いが広がっている。ローレス米国防副次官が在日米軍再編に伴う日本側負担を２６０億ドル（約３兆円）に上るとの見通しを示したのに対し、安倍晋三官房長官が「途方もない金額」と発言。財務省が再編関連経費の財源を「防衛関係費で整理すべきだ」との見解を示すなど政府間調整が進んでいないことが首相発言の背景にあるとみられる。
防衛庁の上瀧守報道官は２８日午後の会見で「総理の言われたことを確認した上でお答えしたい」と述べた。防衛庁首脳は「早く作業を進めろという意味かもしれない」と述べながら、「法律以外にもいろいろ手段はある。結論を急がなければならない」と述べ、法律改正や新法制定ではなく既存の法律や制度で米軍再編関連経費への対応が可能か検討を進める考えを示した。一方で「防衛関係費だけで対応しては防衛庁はもたない」として、財務省の見解に疑問を呈した。
（琉球新報） - 4月29日9時44分更新
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