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(回答先: ネオコンの精神土壌--さとうきび農場の奴隷たち--BS世界のドキュメンタリ 投稿者 black9 日時 2006 年 4 月 25 日 20:30:59)
http://www.nhk.or.jp/omoban/k/0108_8.html
BS世界のドキュメンタリー
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「世界を動かす砂糖産業」
BS1・後10・10〜深夜0・00
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全世界で肥満人口が急増するなか、注目を集める砂糖産業の知られざる歴史と現状に光を当てたドキュメンタリー。砂糖は18世紀イギリスがカリブ海などの植民地で奴隷を酷使して生産し莫大な富を築いたし好品。今も世界3大砂糖企業が強大な政治力を背景に、消費の削減に反対している。前編は砂糖生産の歴史とアメリカ企業がカリブ海・ドミニカ共和国に所有するさとうきび農場の悲惨な現状を描き、後編は肥満の原因が砂糖であるかいなか、WHO=世界保健機構で繰り広げられた論争を中心に検証する。
(前編) − さとうきび農場の奴隷たち − 後10・10〜11・00
黒人劇作家が追う農場奴隷の先祖
イギリス・オックスフォード大学に1700年寄贈された巨大図書館は、アフリカから連れてきた奴隷を酷使して砂糖を生産し富を築いた男・カーディントンが寄贈したものだった。イギリス生まれの黒人劇作家リサ・カーディントンは、自分が砂糖王と同じ姓であることに興味を持ち調査したところ、自分の先祖がカーディントン農場の奴隷として体験した悲劇を発見していく。
現代アメリカの砂糖王がドミニカの農場に放置する惨状
フロリダに拠点を置く砂糖企業のオーナー・ハンフォ家はクリントン・ブッシュとも交流を持ち砂糖に対する増税や規制に政治力を使って葬ってきた。取材班はハンフォ家がカリブのドミニカ共和国に所有する960平方キロ(シンガポールに匹敵する面積)のさとうきび農場セントラル・ロマーナを取材、慢性的な食糧不足と労災に苦しむ労働者の惨状がそこにあった。
(後編) − 肥満を招く甘い誘い − 後11・10〜深夜0・00
10代の体重増加原因のトップは砂糖
ハーバード大学の研究によると10代の子どもが砂糖によって起こす体重増加は平均で1年4キロ。特に問題となっているのが清涼飲料に含まれる砂糖というデータだ。しかし砂糖産業は科学的根拠がないと否定する。そうしたなか2004年、アメリカの中学生が学校の自動販売機をめぐって清涼飲料水の企業から学校当局にリベートが支払われていることを情報公開請求によって明らかにし全米の話題となった。
WHO 砂糖削減勧告をめぐる攻防
2004年WHOの専門家グループは砂糖の10%削減が望ましいとする報告書を提出した。専門家は「10代のカロリー摂取の25%が砂糖という統計もあり、長期的に見て危険な状況だ。」と話す。しかしアメリカ代表は科学的根拠がないと批判。結局、10%削減の数値目標が削除された上で報告書は採択された。
[原題] Big Sugar
[制作] カナダ/2005
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