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(回答先: 明日4月25日 9:30〜衆院法務委員会で「共謀罪」が審議― WEB TV中継予定 投稿者 肥筑 日時 2006 年 4 月 24 日 22:03:07)
「凶暴罪=共謀罪」は、今や「政局法案」である
http://toshiaki.exblog.jp/
さて、昨日(4月23日)、衆院千葉7区の補欠選挙があり、民主党の元キャバクラ嬢のおねえちゃんが、官僚出身の元埼玉県副知事のオッサンの自民党候補をわずか955票差で破るという接戦を制し、民主が議席を確保しました。
それと、同じ日にあった岩国市長選では、空母艦載機の移設反対の候補がダブルスコアで当選する一方で、同じく基地問題を抱える沖縄市長選でも、野党統一候補の東門美津子が当選しています。
この結果、特に千葉7区の補選の結果からハッキリしたことは、「小泉内閣はこれで終わった」ということです。
今回の自民党の敗因を一言で説明するとするなら、「小泉のやる気のなさ」です。
大接戦が伝えられ、この最後の週末は、野田、松戸、流山といったベッドタウンは「浮動票」の宝庫なんですから、駅前とか大型店舗の前で大演説をぶたなければならないのに、特に土曜日は公邸に引きこもっていたわけでしょう。「敵前逃亡」もいいところです。1000票弱の差であれば、最高指揮官である小泉が現地入りして、力強い演説をぶってこそ、組織が引き締まるというものですが、それをしなかった(できなかった)というのが、すべてでしょう。
それともうひとつ、イケダモン大先生が、「2万票はある」と豪語していた学会票も、これだけの低投票率(49・63%)だったにもかかわらず、自民党候補が勝てなかったというのは、「本当に2万票もあるんか」とイヤミのひとつも言いたくなるでしょう(笑)。逆に僅差で勝っていれば、イケダモン大先生も、小泉並びに自民党にデカイ顔ができたでしょうに、「負けた」というのはすべてです。それは、大先生がいちばんよくご存知のはずでしょう。
まあ、今回の補選はいうなれば、「小泉純一郎vs小沢一郎」の一騎討ちというより、まさに「生きるか死ぬかの大喧嘩」だったわけですから、要するに、勝った方が負けた方の生き血を吸って太るということなのです。
つまり、今度の「政局」で、小泉が「負けた」ということは、これで彼の「内閣総理大臣としての命脈」も尽きたということです。要は、もはや、死に体でもあり、レイムダック以外の何物でもありません。
その意味では、小泉も昨日をもって、「応仁の乱」以降の「室町幕府将軍」と化したということです。つまり、「戦国乱世」の到来です。あと、半年で終わる人間の言うことを聞いても始まりませんから。まあ、昨年9月以降、これまでチョー冷や飯を食わされていたカメイモンや平沼赳夫あたりの声がデカクなってくることでしょう(笑)。
で、やはり、永田町の政局的に俄然、注目されるのは、福田康夫の動向でしょう。
福田というのは、思ったより歳を食っていて、今、69歳なんですよね。まあ、本人もわかっているでしょうが、今回が本当に「最初で最後」のチャンスです。場合によっては、2000年秋の「加藤政局の再来」を実現するハラがあるのか、そこでしょう。そういう選択肢も含めて、福田が本気で突っ込んだら面白い。「政局」どころか、「大政変」(=大ガラガラポン)になります。
さて、本題ですが、こうした一連の選挙の結果が出たということで、例の「凶暴罪=共謀罪」について、民意はハッキリと「NO」だったということです(#その意味では、補選前に与党が強引に審議入りにもっていってくれたんで、ホンマよかったで)。
要するに、こうした国政の補選(もちろん、ややこしい案件を抱えている地方選、首長選も含めて)は、その時の政権がやろうとしている「重要案件」への、「信任投票」でもあるわけです。
で、基地問題を抱える沖縄市、岩国市の市長選はもとより、「自公対民主」の一騎討ちとなった千葉7区の補選というのは、まさに、現政権に「ノー」を突きつけたということです。
とりわけ、今度の「凶暴罪=共謀罪」については、野党が猛反対するのを、強引に選挙前の審議入りにもっていっているわけですから、今度の補選の結果は、有権者は当然、それに対して、「ノー」と言ったということなのです。その意味では、今度の補選をくぐりぬけたことにより、この「凶暴罪=共謀罪」は「政局法案」へと、グローイングアップしたということです。
まあ、一説によると、連休前のこの28日にも、衆院の法務委員会で「強行採決する」という情報も流れていますが、それも非常にいいと私は思います。
これまでの例を見ても、破防法、盗聴法、改悪住民基本台帳法(=国民総背番号制)と、もめにもめて強行突破した法案が、その後、どういう経緯をたどっていうるかは、権力中枢にいる人間たちの方が、バカでなければ、よくご存知のはずでしょう。ひとことで言えば、「父なし子」というより、「流産した子」というか、「中絶胎児」です。
もうひとつだけ蛇足として説明しておきますと、大蔵省の長年の悲願だった「大型間接税」の導入ですが、86年の衆参ダブルで自民党が圧勝して、衆院では300を超えましたが、それを見越して大蔵省は「売上税」を中曽根にやらせようとして失敗(なぜなら、中曽根は選挙戦で「大型間接税は導入しない」と公言していたのに、ウソをついたので、国民は怒り狂った)、続く竹下内閣で、リクルート事件でボロボロになりながらも、強引に「消費税」として成立させています(このときは、本会議で野党が全員欠席という状況で、自民党の単独可決という前代未聞のやり方で成立させた)。
しかし、こうやって強引に成立させたことで、自民党がどれだけの取り返しのつかない手痛い代償を負ったかは、小泉クンは確か、渡部恒三の下で国対をやっていたハズですので、彼が一番よく知っているでしょう。
これから秋にかけて、自民党ソーサイ選はもとより、11月にも予定されている今年最大の「政局首長選」である沖縄県知事選が、じつにオモロイ感じになってきました。
んで、来年は統一地方選に参院選ですから、政権与党の横暴に「お灸を据える機会」がゴマンとあるわけです(笑)。それを考えると、私はここは「凶暴罪=共謀罪」を何とかして、あの消費税や一連の悪法のように、強引に強行採決にもっていってもらいたいと、じつは密かに考えているのです。
#そこで、小沢一郎にひとつ知恵をつけてやると、9月の代表再選後は、「自前人事」ももちろんだが、もっと大事なのは「代表任期」を「3年」に延長することや。つまり、今の衆院の任期が09年9月までやから、その間に必ず総選挙がある、ということや。
あと、イケダモン大先生にとっては、7月の信濃町の「会長人事」よりも、11月のマルハムの「代表人事」やな。なぜなら、神崎は平野本の「向島醜聞」の件を名誉毀損で告訴しとるからな。小沢とヨリを戻すに、これは何とかせんとアカンからな(笑)。いちばんいいのは「病気」にさせることやけど、これもタイミングが難しいで。
# by toshiaki399 | 2006-04-24 13:59 | Trackback(1)
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