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2006年04月04日13時58分
http://www.asahi.com/politics/update/0404/006.html
送金メールの大騒動と前原代表ら執行部の総退陣を受けた7日の代表選に向け、民主党が迷うのは「戦い方」だ。挙党態勢の大切さはみなが口にするが、候補者を一本化しようとすれば「密室談合」の批判が怖く、選挙で決着をつければしこりがまた怖い。小沢一郎前副代表への支持が先行するなか、立候補の道を探る菅直人元代表が悩むのはまさにそこだ。
「これまでも策を弄(ろう)したらうまくいかなかったり、逆に策を弄しなければうまくいったり、いろいろあった。どうしたらいいんだろうね」
菅氏は周囲に揺れる心を打ち明ける。挙党態勢を築く道筋が描き切れないからだ。「どっちが負けても、一緒にやっていくという共闘が組めると良い。事前にそういう方向にもっていかないと、今回は本当に危ないんだ」
代表選後のしこりへの不安が消えないが、だからといって話し合い決着がベストとも言えない。菅氏は親しいベテラン議員に3日、電話で「そんなことをすれば、野合だと批判される」と言った。
菅氏は4日昼、江田五月参院議員会長ら数人から出馬を要請された。その後、記者団に「しっかり受け止め、判断したい」と前向きな姿勢は見せたものの、なお立候補の明言は避けた。
党内実力者に挙党態勢を呼びかける鳩山由紀夫幹事長も同じような悩みに直面している。4日には参院の輿石東幹事長や横路孝弘衆院副議長らを訪ねたが、来年の参院選への影響が気がかりな輿石氏は国会内の事務所で「森内閣(誕生の時)のように、談合と言われないように」と指摘。横路氏は小沢、菅両氏が「オープンな場で話し合うことが大事」と語った。
鳩山氏はできれば「小沢代表」で一本化したいのだが、一方で「話し合いと密室は違う。オープンな議論の中で結果として1人になるのなら結構だ」と強調する。
だが、渡部恒三国対委員長は鳩山氏の動きを「余計なこと。一本化すること自体が国民から見れば談合」と一喝する。 菅氏は4日朝、周囲に「小沢さんと、『選挙になっても代表になった人の依頼があれば協力する』という事前の約束を公表すれば、ひとつの形だろう」と語った。党内融和に向けた知恵を絞っているが、小沢、菅両氏の足元には「勝てば小沢グループでポストを独占する」「負けると、菅氏は執行部に協力しなくなる」といった相互不信の声が残る。
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