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普天間移設:名護市との調整長期化 日米「見切り発車」も
米軍普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設(沿岸案)をめぐる政府と地元・沖縄県名護市の調整は、政府側が週明けに想定していた額賀福志郎防衛庁長官と島袋吉和市長との協議が見送られ、長期化する見通しが強まった。4〜6日にはワシントンで在日米軍再編に関する日米審議官級協議が開かれる予定。政府は地元同意を得られなくても「見切り発車」で日米の最終報告をまとめる構えをとりつつ、名護市側に早期の協議再開を働きかけている。
額賀長官は2日、名護市を訪れ、故岸本建男前市長の市民葬に出席。その会場で島袋市長に週明けの協議再開を求めたが、市長は応じなかった。長官は同日夕、那覇空港で記者団に「今週、連絡を取り合い、協議しようということでお互いに理解し合った」と強調したが、市長は「名護市の考え方を堅持しながら国と対峙(たいじ)していきたい」と記者団に表明。対決姿勢を強める名護市側が週内の協議に応じるかは不透明だ。
島袋市長は先月25、26日の額賀長官との協議で、南西の豊原地区、北東の安部地区など具体的地名を挙げて住宅上空を飛行ルートから外すよう要求した。これを実現するためには、滑走路を280メートル南に移動させた海上埋め立て案への大幅修正が必要になるという。
政府側は「微修正」にしか応じない方針で、滑走路の向きを左回りに10度ずらす案をすでに提示したほか、海側への移動は「2けたの範囲(100メートル未満)」が限度と名護市側に伝えている。同市の修正要求との隔たりはなお大きく、「長期戦に入った」(防衛庁幹部)と早期決着を悲観する見方も広がっている。【古本陽荘】
毎日新聞 2006年4月2日 20時51分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060403k0000m010067000c.html
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