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□満開桜の前で散々民主 [スポーツ報知]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1819192/detail
満開桜の前で散々民主
「偽メール問題」に端を発し、執行部の総退陣に追い込まれた民主党に有権者の怒りが爆発した。激震から一夜明けた1日、衆院千葉7区補選(4月23日投開票)で同党からの出馬を表明している「民主の由美かおる」太田和美氏(26)が、花見会場を遊説し、花見客からの手厳しいブーイングを浴びた。場所を変えての遊説には鳩山由紀夫幹事長(59)が「最後のお勤め」とばかりに駆け付け、平身低頭のおわびの演説を行った。
これほど殺気立った花見会場は日本でここだけだったかもしれない。前日に民主党執行部の退陣と永田議員の辞職に見舞われ、最高にバツが悪い遊説に果敢に臨んだ太田氏。渡部恒三国対委員長(73)が好みの女優・由美かおるになぞらえ「民主党の由美かおる」と呼ばれる女性刺客が、流山市内の3か所の花見会場を練り歩いたが、有権者の返り討ちに遭った。
年配男性のグループに声をかけると「民主は何をやってもダメ。だらしない」「永田を辞めさせるのが遅すぎるんだ」と罵詈雑言(ばりぞうごん)の嵐。酒の勢いもあり、「飲んでいる時になんだ。帰れ」と必要以上に怒りをあらわにする酔客も出現。殺伐とした雰囲気になった。
太田氏は、罵声(ばせい)に一瞬顔をこわばらせたが「民主党再生のために力を貸してください」とすぐさま明るい笑顔をふるまいて応対。集中砲火に同情した花見客から「大変だろう。一杯飲んでいきな」と酒を勧められる一幕もあった。
何の罪もない新人候補者の惨劇も知らない鳩山幹事長は、JR南流山駅と新松戸駅前での応援演説に駆け付け、まばらな有権者を前に「国政を混乱させて申し訳ありません」とひたすらわびた。前日に役職辞任を表明しただけに「幹事長としては最後になるかもしれませんが、党を代表して言わせてください」と沈痛な表情。7日には新党首が決定し、執行部体制も一新される。まさに最後の一仕事といったところだ。
だが、有権者は冷ややかだ。演説を聴き入った流山市内の男性(63)は「茶番劇だ。辞める人が何で応援に来て意味があるのか」と首をかしげた。元々、自民党・松本和巳前議員の選挙違反事件による辞職に伴う今回の補選は、民主党にアドバンテージがあってしかるべき。しかしメール問題の批判で、ただでさえ苦しい選挙戦に加え「執行部沈没」のダブルパンチ。太田氏の関係者からも「一番文句を言いたいのは太田本人でしょう」と本音が漏れた。
超逆風下。太田氏は「おしかりを受けるのは期待の裏返しだと思う。批判を真正面に受け止めて頑張っていきたい」とけなげなまでのプラス思考が唯一の救いだった。
2006年04月02日08時15分
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