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ついに民主党の永田議員が辞職、前原執行部も辞職するという。
この2ヶ月近く、日本の政界は民主党によって振り回されたといえる。
そして、小泉政治の4点セットはなんら解決していないのに、無風状態におかれた。
民主党のチョンボにほくそえんだ連中は少なくなかっただろう。
自民党とほとんど路線の変わらない民主党。
違いを出すとしたら奇をてらう戦術でしかなかった。
それがメールに飛びついた民主党のサガだったのだ。
二大政党。
それはダイナミックな政治を作り出すものではなかった。
国会に停滞をもたらし、国の内外に重大問題が山積しているのに、「脳死状態」に国会をしてしまった。
その原因は、民意を反映しない小選挙区制にある。
得票率では党首討論会に参加できる政党である、共産党や社民党を締め出した制度である。
社民党は小選挙区制導入に応じたのは、間違いだったと「歴史的総括」を先の大会でおこなった。
思い出すのは、参議院で否決され廃案となるべきだった「政治改革(改悪である)法案」が、土井衆院議長のあっせんによって、細川護煕総理と河野自民党総裁による調印によって息を吹き返した日である。
その日は国会には大雪が舞っていた。
それを見ながら雪の226事件を思い出していた。
たしかにそのとき、「ファシズムの足音」を聞いていたのだ。
小選挙区制は廃止しなければならない。
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