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偽メール問題ですっかり重要な案件がかすんでしまった感のある今国会。その陰で9条骨抜き憲法改悪のための手続き法・国民投票法案成立に向けて準備が着々と進められている。この重要な問題で社民党が講演会を開いている。
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1809952/detail
国民投票法案などについて語る伊藤真さん(撮影:徳永裕介)
【ライブドア・ニュース 03月29日】− 「社民党憲法学校」が28日夜、東京都千代田区の社会文化会館で開かれ、司法試験塾長の伊藤真さんが、憲法改正手続きを定める国民投票法案などについて講演した。
憲法は第96条で改正の手続きを定めているが、この規定を実施するためには国民投票法の制定が必要になる。伊藤さんは、国民投票法案について「これまで国民が憲法改正を求めてこなかったからなかっただけ」と説明。手続き法なのだから、憲法改正の“中身”とは関係がないという議論に関しては、「手続きとは一定の目的を実現するための手段。手続き法が中立であるかのような議論はまやかしだ」と批判した。
また、伊藤さんは自民党の新憲法草案にも触れ、同草案は新たな憲法秩序を構築することになるため、国会議員による憲法の尊重・擁護の義務を定めた第99条違反になると指摘した。さらに、同草案が自衛軍を規定したことについて、伊藤さんは改憲賛成派の元自衛官の著書の記述を例に挙げ「北朝鮮や中国から攻められたら困るというのはわかるが、軍隊は一人ひとりの生命と財産を守るためものではなく、国という制度や、天皇を中心とした日本民族の文化と伝統を守るためのものということを明確にしなければいけない」と強調。軍隊をなくす代わりに、高い志や理念を掲げて外交力などで相手国を説得していくことが大切だと訴えた。
「憲法学校」は今回が2回目で、サラリーマンや主婦など約480人が参加した。【了】
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