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(回答先: 在日米軍再編、日米審議官級協議を延期 ―「日本経済新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 3 月 28 日 18:36:18)
◇岸本市長死去 再編への影響
前の名護市長の岸本建男さんが昨夜、亡くなりました。8年間の市長在任中、基地問題に翻弄され亡くなったのも、名護に基地建設の判断を迫られているこの時期。基地問題とは切っても切れない縁でした。岸本さんの急逝は、在日アメリカ軍の再編問題へも影響を及ぼしています。
岸本さんの訃報から一夜明けたきょう自宅に戻った岸本さんにお別れを告げようと生前関わりの深かった人達が次々と弔問に訪れていました。
比嘉鉄也元市長「これがお別れなのかと思った。やんばるの大木が静かに倒れていくんだなという感じでございます」宮城茂東村長「まれに出てきた政治家だったと思いますけれどもやはり病魔には勝てなかったのか惜しい人材を失くしたと思っています」
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当選を決めた岸本建男さん「もう一度、普天間基地問題の原点に立ち返って政府と県が検討すべきだと思います」
岸本前市長は当時の比嘉鉄也市長が海上ヘリ基地建設を受け入れて辞任したことから基地容認派が次期市長として擁立し、98年に初当選しました。99年には稲嶺知事の要請を受けて名護市への基地受け入れを表明。その際には基地使用協定の締結など7つの条件を提示しました。
「このような前提が確実に実施されるための明確で具体的な方策が明らかにされなければ、私は移設容認を撤回するものであることを市民の皆様にお約束し、容認の意思を表明するものである」
2000年に開催された沖縄サミット、そして、北部を代表する自治体の長として北部全体の振興に力を注ぎました。去年、日米が合意した普天間基地の辺野古沿岸部への移設案に対しては『論外』と、断固反対の意思を表明しました。
「どうも色々迷惑をかけております。どうぞこれから寒く…(辺野古のお年寄り・東海岸の海はみんなで守っておりますのでよろしくお願いします)」
その後、体調不良を理由に三期目の出馬を断念、後継者の島袋市長に普天間基地問題の解決を含め市政を引き継ぎました。
岸本市長退任式
「私としては大変にそのことを残念に思っております。力及ばず。ここらで普天間基地移設問題(の解決)を市長として断念せざるを得ないということについては忸怩たる思いでいるところであります」「皆様方でこれからあとじっくりと検討しながら、最もいいと思われる解決方法を見つけていただきたいと思います」
岸本前市長の死去は、アメリカ軍再編に伴う日米協議の日程にも影響が出てきそうです。
アメリカ軍再編計画の最終報告に向け、島袋市長と額賀防衛庁長官は先週末にも、延べ2日間、5時間半にわたって協議し、住民生活への安全や環境への配慮、そして実現可能という点を確認していました。
しかし岸本前市長の訃報を受けて額賀長官はこう語りました。
額賀防衛庁長官「驚きとともに誠に残念な思いであります。改めて心からご冥福とお悔やみを申し上げたいというふうに思っております」「今週、まあ明日にでもですね、(会談を)開く予定であったんですけれども」「日程的にはちょっと考えて相談していかなければならないという風に思います」
額賀長官の発言にもあるように、名護市と政府の協議は一旦中断される状況にあります。
また、島袋市長にとっては、岸本前市長が住民生活などへの影響を考えて「沿岸案は論外」と強い拒否を表していただけに、今後、地元名護市としての意思を改めて強く持って政府との協議に臨むことは間違いなく、最終報告に向けたハードルは政府にとって、一段と高くなることが予想されます。
政府関係者はきょう、アメリカ軍再編の最終合意が4月以降にずれ込む事を明らかにしました。今月末に予定していた日米の審議官級協議が来月に延期された為で普天間問題が決着していない事も原因の1つとされています。
http://www.qab.co.jp/01nw/index.html
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