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そもそも我々国民が現在そこそこ食えるのは健康保険や義務教育などの社会保障がある程度しっかりしているからであり、完全な自己責任自由競争ではまた戦前戦中終戦直後の栄養・健康状態に逆戻りである。そして、ここに奇妙なねじれがある。それは右翼はこれまで自民党を支持してきたが、それは彼らが大嫌いなニューディール的手法を採ってきたからであった。これが1990年代末に完全にゆきづまり、森レイムダック内閣の後、むき出しのグローバリズムに転化するや否や右派陣営は親小泉派と反小泉派に完全に分かれてしまった。そして、愛国を自称する右派が稀代の極悪人と見なすルーズベルトの政策を引き継ぐ部分こそが自称反米愛国派から支持されるという皮肉が起きたのだ!亀井は「僕は弱者の味方だから」と言ったが、鈴木宗男はもっとはっきりとルーズベルトの政策を引き継ぐことを自身のHPで明らかにしているのだ。
新党大地の基本的考え↓
http://www.muneo.gr.jp/kangaekata.html
彼らはアカとアメリカの匂いがするニューディーラーという言葉を死ぬほど嫌うだろう。しかし、事実として右派の経済学は小泉政権誕生以後、ニューディーラーとグローバリストに分裂し、革新陣営の出る幕がないほど保守・右派陣営内部で闘争を繰り広げているのは確かな事なのだ。もちろん、このような動きや論調は日本に限ったことではないだろう。90年代後半からは右派陣営の分裂を促すほど、国際資本主義の動向が激しいものになってきたといえるのだろう。
ちなみに90年代の日本の政界は40年代のアメリカ政界を奇妙に再現しているように思う。自公連立政権発足の1998年の50年前は冷戦が確定した1948年であった。国旗国歌法案・組織対策法案などの「重要法案」が可決した1999年の50年前の1949年に中国共産党が中国全土を制圧した。1930年代、40年代は日本以外の国にとっても国家総動員の時代であった。歴史は反復しながら、民営化を進めているように見える。
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