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(回答先: 豪州のコミュ二ストも興奮したという安保闘争。日本人も潜在的には。。。 投稿者 東京音頭 日時 2006 年 3 月 24 日 22:13:15)
阿修羅に投稿するようになって、やたら小生は思い出話をするようになりましたが、50年代後半から60年代、そして70年代前半までは、大学生だけでなく日本の高校生も相当に、社会運動をやったもんなんです。
小生も生徒会旗の下、60年安保闘争に参加し大阪御堂筋をフランスデモをしました。当時を知る共産主義者のオーストラリア人なら、思い出すだにわくわくする光景だと思います。
東京音頭さん、小生の先輩高校生なんて有志ですが、勤評闘争中の教員に連帯しハンガーストを校門前でむしろを敷いて敢行。校長による教職員の勤務評定提出阻止を叫んだんですよ。これに対し校長は教職員の反対にもかかわらずハンスト参加生徒を校長職権で無期停学に処す。こんなことは小生の出身高校だけでなく、全国各地にあったんです。
高知県や和歌山県などは、高校生や父母が教職員と連帯して、大きな勤務評定阻止の運動を組織しました。小生はそうした政治の風が吹きまくる中、高校生活を送りました。したがって現在の高校生は小生の目から見ると、ガリバーの世界か異次元の人という感じがします。
友人の高校教師によると、70年代前半に学園紛争の嵐が全国で吹きまくりましたが、あれがどうも若者たちの、言葉は悪いですが、最後のあがきだったような気がする、って言ってます。あれ以後紛争が終息するにつれ急速に高校生が気力を失い、幼稚化していった、と。今は現象的にはまだその延長線上にあるのでしょう。
小生と同じ高校で学んだ諸君の中には、連合赤軍で日本中を震撼させた森恒夫君(小生の1学年下)や、中核派の橋本利昭君(小生の同級生)がいます。どちらも面識があります。しかし両君とも高校時代はノンポリで、60年安保闘争とは直接関係のない生活を送っていたように思います。特に森恒夫君などは剣道部に所属して、どちらかと言えば右寄りだったはずです。森恒夫君の方は獄中で自殺死しましたが、橋本利昭君は今も現役の活動家です。還暦をとっくに過ぎているのに機関誌「前進」で彼の法廷闘争が報じられ、今なお健在であることがうかがえます。
何故こんな同窓生の紹介をするかというと、当時はちょっとしたことで誰でも活動家になるきっかけがあった、ということを言いたいがためです。ところがどうでしょう今は。まぁここまで若者が変化したんですから、小生はもうぼつぼつ、反動バネが働いて逆の動きが始まるころではないかと、考えています。ちょっと甘いかな。甘くてもよい、そうでも考えないと絶望してしまいます。今の日本に。最後はちょっと愚痴っぽくなってしまいました。
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