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(回答先: 普天間移設:シュワブ沿岸案修正の考えない…安倍官房長官―「毎日新聞」 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 3 月 20 日 14:15:16)
普天間移設:シュワブ沿岸案に政府与党内から修正圧力
沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先として日米間で合意したキャンプ・シュワブ沿岸案に対し、政府・与党内から「修正」を求める圧力が強まっている。地元との調整が難航し、米側も地元が受け入れないまま今月中に最終報告をまとめることに難色を示しているためだ。しかし、昨秋の対米交渉で米側の反対を押し切って沿岸案をまとめた防衛庁は修正に応じない構えを崩さず、在日米軍再編をめぐる「防衛庁対地元」「防衛庁対米国」の大詰めの調整は混迷の度を深めてきた。
自民党の中川秀直政調会長は19日、NHKの討論番組で、沿岸案を修正する可能性について「全くないとは言えない。地元との調整に誠心誠意努力する中で何らかのそういうものはあり得る」と柔軟な姿勢を示した。
また、米国との最終合意の時期に関しても、中川氏は「米側も3月末の期限にはこだわらないと柔軟な姿勢も持っていると聞いている」と述べ、4月以降にずれ込む可能性に言及した。
地元との仲介役として活発に動いているのは自民党の安全保障調査会長・沖縄振興委員長を務める山崎拓前副総裁。先週末も沖縄入りし、地元・名護市の助役や周辺町村長らと接触を重ねた。同党の沖縄選出国会議員団も修正を求めており、今月8日には名護市が滑走路を海上にずらす「受け入れ可能な修正範囲」を市議会で提示した。
しかし、キャンプ・シュワブ沖の浅瀬を埋め立てる案は昨秋にも米側が主張し、防衛庁が「環境への影響が大きい」と否定した経緯がある。航空機が民家の上を飛ばないよう滑走路の向きを変える案も浮上しているが、この案も昨秋検討され、北東方向にある大型リゾート施設の真上が飛行ルートになることなどを理由に採用されなかった。
修正に応じない防衛庁に対しては外務省などでも不満が高まっており、政府・与党内の修正論は自民党の外相経験者らが米側に伝えている。しかし、日米両政府と地元のいずれもが納得できる妙案は見当たらないのが実情で、小泉純一郎首相は17日、記者団に「今の政府案で合意を得られるように努力していく。(修正は)考えていない」と強調した。
【古本陽荘、高山祐】
毎日新聞 2006年3月20日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20060320k0000m010115000c.html
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