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前回15日の日韓戦の直前にはこの評論の大部分は準備していた。
しかし、試合の前に提出する事は観戦に水を差す可能性が有ると考え、試合の後で提出する事にした。
ところが、「奇跡の日本復活」が起きてしまったので一部を書き換えたのである。
年度末が近いせいで私も振り回されている。パソコン画面を覗き見る時間も限られている。
明日19日の日韓準決勝の前には提出しておいた方が良いだろうと判断した。
今回の戦いの観戦に水を差すことにはならない筈である。
多くの人達が「韓国優勝」の可能性の高さ考えているだろう。
WBCでは、メジャー・リーグの思惑が深く影響を与えている筈だ。
そこにおいては、韓国の優勝または上位入賞が「想定内の事」として容認されているものと考えるのだ。
私は「想定順位」として、
1位米国、2位韓国または、
1位韓国、米国は上位入賞
が考えられているであろうと推測していた。
そして日本の優勝は、
「それは、ちとまずい事」と考えられているだろうと推測していた。
ところが、現実は想定を外れてしまったのだ。
米国チームが躓いてしまった。
さらに、
殆ど死んでいた日本チームが復活してしまった。
であるから、どの様な結果になるかは予測しがたくなってしまった。
三戦目の日本チームは善戦する可能性が有る。
それはさておき、私がその存在を想定していたところのWBC上層部の「想定順位」の背景について書いておこう。
それが本稿の主目的なのだから。
◎「韓国の優勝」は、メジャー・リーグにとっては大いに歓迎するところである。
なぜならば、かつてのようにカリブ海諸国や中南米諸国から選手を調達した時代は過ぎ去って、今では経済発展目覚しいアジア圏から選手を多数調達し、さらに観客の多数を招く時代へと変化したからである。
この米国を取り巻く経済環境の変化の反映としてのメジャー・リーグの置かれた立場が総てを規定するのである。
韓国が優勝すれば、その後ろに控える中華圏の野球熱を刺激し、火をつけることが出来る。
台湾からもさらに多くの選手を調達できるであろう。チャイナにおいても野球熱が高まり、その結果、選手がメジャー・リーグに出かける者も出てこよう。
華僑圏でも野球熱が高まり、リーグが組織されることにもなろう。シンガポールでチームが作られて海を挟んでリーグが形成されることにもなろう。
これらアジア圏では今後のますますの経済発展が展望できるのであるから、既に日本からメジャー・リーグの観戦客が多数出かけているように、今後は中華圏からの観客誘致が期待できるのだ。チャイナからの観戦客誘致が最終的な狙いとして考えられているであろう。
すでにプロ野球の歴史の長い日本が優勝するよりも、
韓国が優勝するほうが中華圏への影響ははるかに大きい。
今に至っては、米国の優勝は至上命令ではない筈だ。
要は、メジャー・リーグの「儲け」が大きくなればよいのである。
その為には、「観客」が増えればよい。
「おらが国の選手達が活躍しているスタジアム」へ観客は出かけてきてくれるのだ。
懐具合の良くなったアジアの国民が出かけてきてくれるのだ。
誘いをかければよいのである。
今後、米国はアジアへのさらなる寄生を図るのである。
その為の米軍のアジアでの再編でもある。
米国は潜水艦の6割を太平洋に配置する事になった。これまでは大西洋と太平洋に5割づつを配置してきた。
軍備により、チャイナ、ロシアさらに日本を牽制し、一方でアジア経済への寄生の体制を維持するのである。
メジャー・リーグも同様である。プロ野球は「産業」なのだ。
しかし、優勝チームはどこになるかはわからない。
米国の敗退は「想定外」であったろう。
その意味では「面白くなった」のである。
ただ日韓戦では両国のナショナリズムが病的な姿を晒さない事を期待する。
靖国参拝問題など両国間の政治的対立が拡大する方向に作用しない事を望む。
どちらが勝利しても「しこり」が残らない事を望む。
米国人審判(有名人とのこと)の妨害、日本チームの低迷、韓国チームの善戦の背景を見る為のお役に立ったであろうか。
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