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(回答先: 「地元の意見尊重する」 投票結果受け山口県知事―gooニュース共同通信 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 3 月 13 日 12:24:32)
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060313/K2006031200174.html?C=S
「岩国の意思聞いて」反対派喜び 容認派「今後も活動」
2006年 3月13日 (月) 00:12
新たな負担はいらない――。山口県岩国市で12日あった米空母艦載機移転計画への賛否を問う住民投票で、市民は「反対」の強い意思を示した。投票率は投票成立の条件だった5割を超えて約6割に。確定開票結果では、反対票はその9割に迫った。反対派は喜びにわき、容認派は不快感をにじませた。
「反対多数」。12日夜、住民投票の開票所で反対が賛成を大幅に上回る途中結果が発表されると、主婦の河本かおるさん(53)は、拍手をして仲間たちとよろこんだ。
昨年11月、「ふつうのおばちゃんでも声をあげたい」と、移転反対の市民団体を結成した。住民投票決定後は、街頭に立って投票を呼びかけた。基地の機能が強化されると心配する声は多く、手応えを感じていた。
「私たちは基地問題を一生懸命考えてきた。その結果が反対。今度は国が地元の声に耳を傾けてほしい」
移転反対を訴えてきた別の市民団体の事務所では、夕方過ぎに推定投票率50%を超えたという連絡が入った。集まった約30人から拍手が起きた。「おめでとう」「やったー」と歓声が飛び、抱き合って涙を流すメンバーもいた。
反対多数の投票結果を出すため、最大の問題は投票率だった。成立には50%以上が必要だ。告示日の5日には、投票を呼びかける人文字をつくって活動を盛り上げた。
基地監視を続ける市議の田村順玄さん(60)は団体の活動に協力してきた。「はじめて市民一人一人が自分の意思を示してくれた。感謝したい」と喜びをかみしめた。
基地に隣接する川下地区の自治会連合会長、土肥慶久さん(70)は開票所に駆けつけ、作業を見守った。
当初は、「しこりが残る」と住民投票に反対した。基地被害はあるが、関連の仕事をする人も暮らす。ただ、住民投票が成立しなければ国はどんどん負担を押しつけてくるだろう。相談して、賛否にふれず投票だけを呼びかけるビラをつくって配った。
「基地を岩国全体の問題としてとらえてもらった」と満足げな様子だったが、今後については「最終報告が出るまでわからない」と気を引き締めていた。
地域振興策と引き換えに艦載機移転を容認するよう主張してきた笹川徳光・岩国商工会議所会頭は14日上京し、防衛施設庁などを回ることを決めた。「具体的に固まった振興策があれば提示してもらうよう要請する」
笹川氏ら移転容認派が恐れるのは、住民投票の結果、艦載機の移転計画に反対する声が高まった場合、地域振興策などの見返りがないまま艦載機を受け入れざるを得なくなる事態だ。
「私は投票には行かなかった。騒音や米兵犯罪などマイナス面ばかりが強調され、滑走路の軍民共用化や地域振興策のメリットもPRすべきだった。今後も、断固として受け入れに向けて活動する」。3月下旬から4月上旬にかけて、防衛施設庁の職員を呼び、地元経済人を集め地域振興策についての説明会を開く計画も進めている。
岩国市議会の桑原敏幸議長は12日夕、市役所で記者会見し、「結果は真摯(しんし)に受け止めるが、白紙撤回は無理なのは市長もわかっているはずだ。新・岩国市は大借金を抱えて出発する。地域振興策を含めて協議すべきだ」と述べ、住民投票の結果に対し、不快感をあらわにした。
「地域によっては、住民が賛否にわかれてぎくしゃくした。住民投票は税金の無駄遣いだった」とも指摘。自らは投票に行かなかったことを明らかにした。
実際に投票棄権をビラ配りや宣伝カーなどで訴えてきた「住民投票に反対する会」の広瀬嘉道会長(82)は「結果は好ましくないが、冷静に受け止める。市長がそこまで自分の信念を貫けるか、移転計画の撤回を主張する市長がどういう態度で国と交渉していくかを注視する」と語った。
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