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□国連総長選で韓国への協力はするべきではない/俵孝太郎 [ゲンダイ]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1769291/detail
国連総長選で韓国への協力はするべきではない
韓国が次期国連事務総長選挙に現外交通商相を立てることを、正式に決めた。日本にも協力を求めるという。
どの面さげて、というほかない。こんな厚かましい要求には断じて応じられない。
韓国の盧武鉉大統領は昨年の演説で、日本という国が存在することは地球が抱える災難だ、と述べた。靖国問題でアタマに血がのぼったまま、国内向けにメートルをあげた半酩酊状態の放言であるとしても、ここまで露骨に非友好的な姿勢を示した政権の閣僚が高い国際的ポストにありつくために、協力してやる義理もいわれもまったくない。
韓国は共産中国とともに、日本の国連安保理常任理事国入りの道を開く安保理改革に対して強く反対した。国連憲章が加盟国に義務として課している集団的安全保障に加わるための国内法上の整備がない日本に、いざという時には国連軍を統帥する参謀会議のメンバーを出さなければならない安保理常任理事国になる資格があるかどうかには、疑問が残る。
しかし、日本外交当面の課題が安保理常任理事国入りである以上、それに真っ向から反対する韓国盧武鉉政権の閣僚を国連事務総長に推すわけにはいかない。万一にもそんなことをすれば、日本の安保理改革の主張は国際社会から、なんじゃらほい、といわれるに決まっている。
国連事務総長ポストは前任のガリ、現職のアナンと、本人はともかく親族が国連財政にタカって、非難を浴びてきた。大国も小国も、国連経費を莫大に負担する国もタダ同然の国も1国1票の、「田舎の信用組合」並みといわれた組織だから、仲間意識も作用して小国が票を集めやすい構造だが、日本にはODAの大実績がある。その縁を総動員して、韓国人事務総長の選出は断固阻止すべきだ。【俵孝太郎】
【2006年3月9日掲載】
2006年03月12日10時00分
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