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□[米軍再編]沖縄3基地を全面返還 日米審議官級で合意/毎日新聞
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1768903/detail?rd
[米軍再編]沖縄3基地を全面返還 日米審議官級で合意
日米両政府は7日からハワイで開いている在日米軍再編に関する外務・防衛当局による審議官級協議で10日(日本時間11日)、沖縄県の負担軽減策の柱となる中南部の米軍基地の返還について、3基地の全面返還、1基地の部分返還で大筋合意した。日本政府は大規模返還が実現する合意をテコに、難航している普天間飛行場のキャンプ・シュワブ沿岸部への移設案について地元の理解を求めていく方針だ。
全面返還は、那覇港湾施設(那覇市、56ヘクタール)▽牧港補給地区(浦添市、274ヘクタール)▽キャンプ桑江(北谷町、107ヘクタール)で、部分返還はキャンプ瑞慶覧(北谷町など、643ヘクタール)。今回の大筋合意は、昨年10月の中間報告に盛り込まれた「嘉手納基地以南の相当規模の土地返還」を具体化したもので、今月末までに取りまとめる予定の最終報告に明記する。
返還後については、人員・物資の輸送拠点の那覇港湾施設は、民間港湾施設に隣接する形で浦添市に代替施設が建設される見通し。広大な米軍の倉庫群である牧港補給地区の物資集積機能は、規模を縮小したうえで既存の在沖縄基地に移す方向で協議を続ける。兵舎が中心のキャンプ桑江は、日米特別行動委員会(SACO)の最終報告(96年)で「大部分の返還」が決まっており、全面返還によって整理される。
キャンプ瑞慶覧には、キャンプ桑江の海軍病院を移設する計画があるほか、通信施設の移転に米側が難色を示したため、一部を残すことに日本側も同意した。今回の大筋合意により、返還される沖縄県内の基地面積は計1500ヘクタール程度となる。【古本陽荘】
2006年03月12日03時31分
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