★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK20 > 302.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
西村真悟議員辞職勧告案、公明が自民を主導
辞職勧告決議案といえば、野党が与党追及のために使うものと相場が決まっていた。だが自民党は10日、西村真悟衆院議員(民主党を除籍)に対する同決議案を公明党とともに提出。自民党が出すのは衆院では初めてのことだ。多数派の与党が提案すれば成立は確実なだけに自制してきた面もあるが、今回は、メール問題を起こした民主党の永田寿康議員の辞職につなげたい公明党に押し切られた形となった。
「牛に引かれて(善光寺参り)……だな」。自民党幹部の一人は決議案提出に向かう国会内で、こう漏らした。
自民党は辞職勧告決議案を突きつけられる側に立つことが多かった。「決議案は議員の身分を不当に奪いかねず、憲法上疑義がある」というのが従来の立場だ。しかも決議案の可決を受けた議員が辞職した例はなく、「野党のパフォーマンスに過ぎない」と批判し続けてきた。
今回の提出に道筋をつけたのは公明党だった。
「本来は民主党が出すべきだとずっと言い続けてきた。それでも出さないので、業を煮やして提出したい」
9日の同党代議士会でそう語った東順治国会対策委員長は10日午前、自民党の細田博之国対委員長に会い、「公明党は1時間後に決議案を出す。自民党はどうするか」と決断を迫った。
東氏は「西村議員が辞めれば、永田議員は今以上に針のむしろになる」と考えていた。自民党では10日、党役員連絡会で「議員の身分にかかわることだから慎重に」との声も出たが、「公明党には与党として大変協力していただいている」(武部勤幹事長)と同調することにした。
公明党が積極的な背景には、自民、民主両党の対決構図のなかで「独自性をアピールしないと」(幹部)という焦りがある。
◇ ◇
◆主な議員辞職勧告決議案(時期、議員名、提出者、採否)
97・ 4 友部達夫参院議員 自・平成会・社・民・共 可決
98・12 中島洋次郎衆院議員 民 廃案
00・ 1 藤波孝生衆院議員 民・共・社 廃案
01・ 4 中村喜四郎衆院議員 民・由・共・社 廃案
02・ 3 鈴木宗男衆院議員 民・由・共・社 可決
03・ 3 坂井隆憲衆院議員 民・由・共・社 可決
4 松浪健四郎衆院議員 民・由・共・社 廃案
06・ 3 西村真悟衆院議員 自・公 ?
※平成会は、新進党と公明党などでつくられた会派
http://www.asahi.com/paper/politics.html
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK20掲示板