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□派閥囲い込みの風 自民新人議員、結束に陰り [産経新聞]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060310-00000007-san-pol
派閥囲い込みの風 自民新人議員、結束に陰り
昨年の衆院選で初当選した自民党新人議員による親睦団体「83会」は九日夜、約四カ月半ぶりにメンバー全員による小泉純一郎首相との懇親会を開いた。メンバーは近く、米大使館員との親善野球大会を開き、新人の素顔を紹介する本の出版も予定。ここにきて活動を活発化させてはいるが、脱派閥を目指す首相の意向に反し派閥入りした新人も多く、結束にかげりが目立ち始めた。
親善野球大会は、十五日に東京ドームで行われる。83会メンバー(一人が辞職して八十二人)のうち、約半数が選手や応援団で参加するチャリティーイベントだが、ちょっとした波紋も呼んだ。安倍晋三官房長官に始球式を依頼する案が浮上したが、安倍氏側は「野球を知らない」との理由で固辞。「総裁選を前に安倍氏による新人囲い込みととられるのを警戒した」(官邸筋)との見方もある。
「小泉チルドレン」として既存の派閥以上の結束を誇った83会も、最近は不協和音が目立つ。83会の無派閥新人らは昨年末、無派閥新人に限定した首相との「忘年会」を開催したが、派閥に所属する新人の不評を買った。このため九日の首相との懇親会は「事態を収拾に向かわせるためでは」(無派閥新人)との冷めた見方も。同席した武部勤幹事長は「同期を大事に」と呼びかけ、新人からは「みんなで協力し合おうと確認してよかった」(佐藤ゆかり氏)との声も聞かれた。さらに波紋を呼んでいるのが、武部氏の肝いりで先月発足した「グループ・今度こそ!」。小選挙区で落選し、比例で復活当選した新人三十三人を対象にした集まりで、次期衆院選での選挙区当選に向け武部氏ら党幹部が手取り足取り指導に当たる。これには選挙区で当選した新人から「総裁選をにらんだ武部氏らの囲い込みではないか」との批判が出ている。
一月には、元首相秘書官の小野次郎氏らが中心となり「無派閥新人サロン」を結成。首相が意欲を示した皇室典範改正に慎重な稲田朋美氏らも勉強会を発足させるなど、首相と一線を画す動きも出ている。
(産経新聞) - 3月10日2時34分更新
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