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□また“コウゾー節”さく裂! 「審議拒否もあり得る」って… 民主の「対案路線」あっさり否定 [スポーツ報知]
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また“コウゾー節”さく裂! 「審議拒否もあり得る」って… 民主の「対案路線」あっさり否定
民主党の渡部恒三国対委員長(73)が、またしても“コウゾー節”をさく裂させた。8日午前、国会内で行われた野党の国対委員長会談で、今後の国会戦術では「場合によっては審議拒否もありえる」との考えを堂々、表明。「審議拒否はしない」との方針を打ち出している前原誠司代表(43)と正反対の一言に党内は混乱。「代表選前倒し論」など、国対委員長就任後の渡部氏の奔放な“おしゃべり”に、党内から「代表選への布石では」「久々に注目を浴びて、はりきっているのだろう」など、さまざまな声が上がっている。
「おしゃべり恒三」の口は、この日も軽やかだった。民主、共産、社民の野党三党の国対委員長会談で渡部氏は、いきなり「巨大与党と戦うためには、審議拒否する場合もあるかもしれない」と切り出した。さらには「その時には(拒否戦術に慎重な)共産党も協力してほしい」と要請。同党の穀田恵二国対委員長は、突然の提案に「うちは違う」と難色を示した。
党のトップ・前原代表は昨年9月の就任以来、原則として「審議拒否をせず、重要法案には対案を出す」との戦術を掲げてきた。渡部氏の発言は、党の「対案路線」を否定することになるだけに、今後、党内で波紋を呼ぶことは間違いない。
我が道を行く“コウゾー節”は、とどまることを知らない。国対委員長就任以来、「代表選の前倒しもある」「次期代表は鳩山由紀夫幹事長が最有力」などと自由奔放に発言。その都度、当事者が慌てて訂正する羽目になっている。
メール問題で窮地に立たされた民主党にあって、唯一、明るい話題を振りまいている“73歳の救世主”のワンマン発言に対し、党内の反応はさまざまだ。ある党関係者は「代表選で影響力を示そうと、前原執行部の混乱を演出しているのかもしれない」と指摘する。一方で、別の関係者は「衆院副議長を務めあげ、事実上の“隠居”扱いを受けていた人が、一躍、人気者になって、うれしくて仕方がないのだろう」と好意的に見ている。
政治ジャーナリストの山村明義氏は「代表選前倒しの件では一歩引いたが、審議拒否は渡部氏の持論でもあり、簡単には引かないのではないか」と語る。
また、渡部氏は7日のスポーツ報知などのインタビューで、自民党時代の僚友である綿貫民輔国民新党代表(78)との共闘を示唆したが、山村氏は「渡部氏と綿貫氏は、今年になってゴルフをしていたと聞いている」とし、「自民党に復党できなかったグループと連立するという話は以前から出ていた」と“野党連合”の可能性もあるとの見方を示した。
◆意外!?党内の評判は上々
3日の国対委員長就任以来、数々の“迷言”で政界の注目を集める渡部氏だが、党内での評判は意外と上々だ。
山村明義氏によると、「メール問題が批判され、最近の党内は暗く、笑える話題がなかった。だが、渡部氏という笑える人材を得た。今はああいう議員がいた方がいい」と話す議員もおり、おおむね好意的に受け止められているという。
「存在感がある。求心力を持っている」と、超ベテランを立てる声が出る一方、会津弁を駆使した独特の語り口が「党内で息抜きになっており、一連の発言も世間にうけている」と党のイメージチェンジになると強調する議員も。「久々に表舞台に復帰し、渡部氏もうれしいのでしょう。今の顔はうれしい時の表情です」と山村氏も分析する。
一方で5日に「代表選前倒し論」をぶちあげ、翌日にトーンダウンした件で、党内を混乱させたのは事実。「口が軽いので『前倒し論』など、政局絡みの発言は控えた方がいい」(党関係者)と、自民党時代の異名「おしゃべり恒三」の復活と見る向きもあり、“コウゾー節”を笑ってばかりはいられないようだ。
2006年03月09日08時15分
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