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2006-04-18
■安倍晋三の姑息な情報操作 02:30
17日コメント欄で教えていただいた情報。
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060418#1145295027
神浦元彰「最新軍事情報解説」から
http://www.kamiura.com/new.html
夜間離着陸訓練 硫黄島から移設へ 米「九州、瀬戸内に」 選定作業は難航必至
(読売 4月17日 朝刊)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060417it01.htm
[概要]日米政府は厚木基地(神奈川県)の空母艦載機が硫黄島などで行っている夜間離着陸訓練(NLP)を、2009年度をめどに岩国基地に近い九州や瀬戸内海などで恒常的に実施することに合意した。しかし九州の空自基地や瀬戸内海の無人島など、具体的な候補地はなく、選定作業は難航しそうだ。
米側は当初、空母艦載機が移駐する岩国基地でNLPを実施することを望んでいた。しかし日本政府は岩国市に、「戦闘機など騒音が大きいNLPは実施しない」と説明している。政府は今後、@岩国から遠くない A無人島や、住宅が付近にない場所 の条件で候補地を選定する考えだ。
現在、NLPは厚木基地から1200キロ離れた硫黄島で9割を実施しているが、米側は遠すぎるとして別の施設を確保するように日本政府に求めていた。昨年10月の在日米軍再編中間報告には、「日本政府は受け入れ可能な恒常的な(NLP)訓練施設を提供することを再確認する」との内容が盛り込まれている。
[コメント]この記事(情報)は巧妙な選挙対策のものである。昨日、岩国では8市町村が合併したので、新しい岩国市長を選ぶ市長選挙が公示された。投票日は1週間後の23日(日)である。そのため昨日は岩国市が地元の安倍幹事長が岩国市に入り、町村前外相も自民党候補応援のために駆けつけた。その選挙で基地容認派・市長候補(自民党)の最大の弱点は、NLPを岩国基地で実施することに怒る市民の反発である。そのNLPの弱点を隠すために、”岩国基地のNLPは瀬戸内海の無人島が検討されている”というニセ情報を意図的に流したのである。
そんなことができる無人島があればとっくに決まっている。それがないから岩国基地の沖合を埋め立てて、海上に突き出るように新滑走路を造っているのである。空母艦載機のNLPは岩国基地の新滑走路で行うことは決まっている。ただそのことを誰も地元に説明していないだけの話しである。
そこで自民党というよりも安倍幹事長の地元としては、新岩国市長に基地容認派の誕生が絶対に必要なのである。そのためにNLPが無人島で検討という情報で投票日まで誤魔化したいのである。
こんな姑息なウソをつくから日本の安全保障はねじ曲げられてしまうのだ。このような情報操作で市長選挙は操られるのか。もうそんな時代ではないと信じたい。国民(住民)に本当の軍事を知らせなければ、国の専管である安全保障も出来ない時代が始まっている。これはどの政党を支持するという以前の問題である。
NLPは滑走路だけがあればよいわけではない。万一の事故や故障に備え、救難体制や航空管制などの支援体制が必要になる。どこかの無人島に滑走路1本を建設すれば済む問題ではないのだ。
はたしてこの情報操作がどのように市長選挙に影響を及ぼすか、23日投票の岩国市長選挙に注目したい。それにしてもこの記事が読売の1面トップに来たのは驚いた。まあ、1面トップでなければ影響力が弱すぎるか。
*念のため:上記のコメントはカマヤンのものであって gataro のものではありません。
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