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□小沢代表には「靖国問題」の秘策があるのか/俵孝太郎|ゲンダイ
http://gendai.net/?m=view&g=syakai&c=020&no=25824
【俵孝太郎の辻斬り説法】
2006年4月13日掲載
小沢代表には「靖国問題」の秘策があるのか
小沢一郎・民主党新代表の就任に際しての記者会見やインタビューを見ると、わかるようでわからない点が多い。さすが、言語明瞭意味不明の竹下登氏の直系、アバウトで通した金丸信氏の愛弟子だ。任期が一応は9月末までなのに当面の課題に来夏の参院選をあげているのは、早々と続投の意思表示をしたものと見て、あえて問うまい。しかし、参院選で自公を過半数割れに追い込めば国会は片肺飛行状態になって政局の構造は一変する、というのは違う。
たしかに参院選で民主党を軸とする野党がそこまで勝利できれば、政界の雰囲気も国民の意識も大きく変わるし、次期総選挙の重みはぐんと増すことになるが、当面自公は衆議院で3分の2の超絶対多数を制している。たとえ参議院がすべての政府与党提出法案を否決しても、衆議院で再議決すれば成立するのだ。小沢氏は、バラ色のタラ・レバを語るのではなく、厳しい現実を指摘して、「風」頼りの浮ついた党の体質を草の根から鍛えあげる決意と方策を述べるべきだったろう。
靖国問題はもっとわからない。首相の座にある者の参拝には賛成するが、靖国神社に戦争責任者が祭られているのはいけない、という。戦勝国による一方的な断罪である東京裁判には承服しかねるからA級戦犯とは呼ばないが、戦争指導者の責任は国民的に問うべきだ、という。一介の評論家の弁ならわかるが、仮にも「首相」になる可能性を持つ立場にあるものの発言としてはどうか。
秘策はある、首相になったときには示す、とケムに巻くが、首相が一宗教法人に介入できるわけがない。まさか、国民感情を意識して参拝すると思わせておいて、いざとなれば靖国神社が頑迷だからいくにいけない、と逃げるのが「秘策」じゃないだろうね。【俵孝太郎】
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