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昨年もサンプロで日本共産党の志位委員長と討論して「満州に対する権益は第一次世界大戦の結果、ドイツの権益を日本が譲り受けた面がありますよ」と発言した安倍晋三氏の基礎学力のなさ(http://www.asyura2.com/0505/senkyo10/msg/810.html)(http://www.asyura2.com/0510/senkyo15/msg/352.html)にも驚いたのだが、これ(イラクの位置が分からないの)にはもう開いた口がふさがらない。こんな基礎学力のない連中がイラク特措法だ、なんだかんだと言って、イラクに自衛隊を派遣してきたんだ。
子ども達の基礎学力低下を云々する前に、国会議員の程度の悪さを云々すべきだ。あぁ、もう!
http://www.mypress.jp/v2_writers/gazpacho/story/?story_id=1385566
昨日放送された日本テレビの新番組「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中。」を見て、私は思わず脱力してしまった。この番組は、国会議員やジャーナリスト、評論家、その他タレントなどを集めて疑似国会を開き、各自持ち寄ったユニークなマニフェスト(法案)を議論するというバラエティー番組である。その中で、地図でイラクのある所を塗りつぶせという問題が出題された。爆笑問題の太田光と靖国問題で熱弁を振るっていた自民党議員が、散々悩んだ末に何と、シリアの辺りを塗りつぶした。出演していた二人ともが、揃いも揃ってである。太田が本気で間違っていたのも情けない。
戦争の大義や復興支援について散々議論し、その上で危険な地域へ自衛隊を派遣しながら、この体たらくである。ボランティアやジャーナリストや外交官などの日本国民が次々に誘拐され、数名が既に殺されてしまった地域の地図を、政権与党の議員である彼等は見なかったのだろうか?非戦闘地域を探す時に見なかったのだろうか?自衛官をはじめ多くの日本国民が命を賭けて入国し、命を張って活動している重要な地域であるというのに、その国の場所も知らないとはどういう事だ。何が国益だ。何が国際貢献だ。笑わせるな!!
彼等政治家…特に頻繁にテレビ出演して小泉首相の政策を擁護・支持する発言を繰り返す与党議員は、外交や情報に疎く官僚任せであり、政治信念を持たず、単なる党の広報でありイエスマンでしかないと、改めて強く印象づけられた。自らの政治的信念でイラクへの自衛隊派遣を押し進める人間であれば、どこにイラクがあり、どのような状況であるかをしっかり認識すべきである。いや、そう出来るのが通常だろう。
イラクの場所という基本中の基本の情報もわからずイラク派兵を強行した彼等は、情報不足のままイラクやエルサレムなどに入って戦闘や事件に巻き込まれた日本人と、レベルに大差がないと言っても過言ではない。情報戦略のお粗末な大日本帝国は、そのお粗末さ故に勝てない戦争を始め、暗号は簡単に解読され、見事に負けてしまった。一方同盟国であったドイツ第三帝国の暗号には、近年になってようやく解読された暗号文がある。戦後60年、日本の政治家はあの戦争から何も学んでいないようだ。
ここまで情報網が発達しているにも関わらず情報に疎い議員など、無用である。番組では太田が「総理大臣候補にテストをさせろ」と主張していたが、この際国会議員全員にテストを受けさせるべきだ。国会議員資格試験を設け、資格取得出来た人間だけが立候補出来るようにすべきだろう。イラクもわからない政治家は即刻辞職せよ。無知な政治家が外交すれば、それだけで国恥・国辱となるのである。国の誇りやら愛国心やらを議論する前に、一般常識ぐらいは心得ておいていただきたいものである。
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