★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK20 > 1220.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 都教委:職員会議で挙手や採決禁止 校長の効率的運営狙い(毎日新聞)【石原都政の好みはロボット教師】 投稿者 gataro 日時 2006 年 4 月 14 日 09:16:32)
gataro さんへ
都の教育行政は、いったい何をしたいのでしょうかね。
ロボット教師で、何が、どう良くなるというのでしょう。1万歩譲って、君が代だのなんだのといわなくなる、として、生徒の質や、勉強能力が向上し、道徳心(彼らが好きな、”伝統”を守る心??)が育つのならOK と思って見た所で、おそらくそれは、逆になっていくでしょうね。
目的は、管理しやすい教師を置くことではなくて、都立高校生を ばか にしていくことではないか と思うくらいです。
それにしても、もうそろそろ 団塊の世代と言われた人が引退し、彼らの”民主主義運動”に影響を受けた世代が50代になり、民主主義なんか、語らず今日まできた と言う世代が学校の中心になっていきます。
上の記事に民主主義を教えることを憂う教師がでてきますが、教師の能力が低い(特に男性教師、すみません、私の実感です。)中学などでは、もう、民主主義 を教えることのできる教師なんて、数えるほどしかいないのではないですか
もう、危機はそこまで、来ています。
昔、私が教師時代でさえ、苦労しましたから。
生徒会を担当していた頃、クラスに議題をおろし、話し合ってきて欲しい、ということを言っただけで、いやがる教師が結構いました。
話し合いのルールを(議長の役割等)知らない先生 特に若い世代(私も若かったけれど)たくさんいました。生徒に指導できないのです。自分が知らない、経験してきていないのです。
先生が全部決めて、ただ生徒にやらせるほうが楽だから、そうして欲しい という要望が結構あって、生徒指導ではなく、先生指導で、疲れきりました。
学校のひとつの役割に民主主義がある、なんてこと多くの教師が忘れているし、教職採用でも、全く重視されません。
私は、民主主義 と、それから団結の素晴らしさ と生徒に味わって欲しかったです。
最近は、いじめの問題が取り上げられなくなりましたが、私の教師時代は、色々取り組んだものです。この問題の根源は、学校でどうのこうのできるほど、簡単なものではないのですが、クラス経営で ある程度防ぐことができました。それは、やはり、団結なのです。
クラスの団結心、クラス愛を育てるのです、それには、生徒の自主性を育て、自ら、なんとかしよう、と思わせる指導が必要になります。
例えば、生徒の興味あるもので、クラス独自のルールを作ったりして、クラス全体を家族のような、絆で結ばせるのです。クラス内では、けんかしても、外では、何かあったら、かばいたくなるような、兄弟、姉妹のような気持ちです。
上手にやれば、他のクラスを敵視するのではなく、尊重するようにもっていけます。
それは、素晴らしい実践をしているクラスをほめていけばいい話です。
そして、クラス内でのいじめをなくし、そして外部の生徒からいじめられる生徒を クラス皆が守るようになるのです。これは、私や、ある先生が実践し、ある程度成功しました。
このような、教師の努力は、基本的に、学校行政の中では、価値をもってもらえません。
こういう学級経営は、とてもたいへんで、かなり力のある先生か、そばについて習っていかないと、難しいとは思います。
私には、模範となる先生がそばにいました。
彼は 生徒の人権を本当に大切にし、面白い社会科の授業をしていましたが、最後まで、何回か変わった校長すべてに認められることは、ありませんでした。(別に認められるためにやっていたわけではないでしょうが)
行政からだけではなく、一般の人々からも、教員組合というのは、サラリーマン先生になりたい教師の集まり、という偏見で、見られがちでしたが、私の小さい経験からいえば、組合にいる先生というのは、自己の権利に敏感です。だから、組合に入るのです。ということは、同時に生徒の人権にも敏感である、とどうして、世間の人はわかってくれないのだろう、とずっと不満に思っていました。親が組合に、まゆをひそめますが、あなた、自分の子供の人権を守ってくれない先生の方がいいのですか。と。
これからの若者は、もう、自分達の主張をどう社会に向けて発信していったらいいかも分からず、(というか、民主主義が何か実感としてわからない)同じ気持ちをもつものどうし、どう団結していいか、わからず、話し合いもできない、という どうしょうようもない状態におかれていくのでは と大変 危惧します。
▲このページのTOPへ HOME > 政治・選挙・NHK20掲示板