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(回答先: 田代教授による日本の農政批判(日本農業経済学会シンポジウム「徹底討論・日本の農政改革」での基調報告より) 投稿者 heart 日時 2006 年 4 月 13 日 19:54:46)
農水省の農政は現在「やる気のある大規模農家」の育成と、「農業の企業化」を推進しようとしている。農業に係わる流通業者(アグリビジネス)は、利益の極大化のために農家への資材の大量販売、農家からの大量仕入れを目指している。この点で農政の意図と農業流通業者の意図とは奇妙に一致している。
WTOの決議は細かく遵守しなくても良いのである。殆どの国は(フランスでさえ)したたかに自国の農業生産力を維持している。
大規模農園や農業の企業化の行く着くところは、F1(一代交配種)や遺伝子組み換え作物栽培のモノカルチャー(単一作物栽培)であろうが、これはよほど管理されていないと農地からの地力の一方的収奪につながる。地力の衰えた農地は最後は放置され雑草の生える荒れ地や、産業廃棄物の密かな埋設場所となるであろう。
私は農林業の基本は家族経営であり、家族営農が代々続くことが、地力を維持し農山村を荒廃から守る要件だと思う。
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